ヌマエビをとるつもりがオヤニラミばかりとっていた

先日も書いたとおり、2010年8月は本当に雨ばかりだったのだが、そんな中でも雨が降ったとしても激しく増水するまでには至らなかった期間がある。そんな折、ちょっと새뱅이(セェベンイ 和名ミナミヌマエビ Neocaridina denticulata)が必要になって、それじゃあ芦原のあるところに行ってみようかと、例によって仕事が遅くなった帰りに川に行ったのだが……どこで何をどう間違えたのか、わしは何故か国道の下に来てしまっていた。昔の記事だと、「久しぶりに師匠とガサガサ」とか、古いものだと「久しぶりに国道の橋の下に行ってみた」とかで紹介した、行く場所に目当てがないときはついつい行ってしまう場所だ。

20100821231845.jpg
とりあえずとれたのがこの辺。돌고기(トルコギ 和名ムギツク Pungtungia herzi)に눈동자개(ヌンドンジャゲェ 和名クロギギ Pseudobagrus koreanus)。この2種は基本的に網にかかったら即リリースの方向で。
 
 

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迷い込んだ亀尾市農水路&近所の川ガサガサ

韓国の2010年8月は、本当に雨ばかりの日々だった。1日中雨が降らなかった日など、片手で数えるくらいしかないのではないかと思えるほど、雨が降り続いた。雨が降り続くと、当然川は濁ったり増水したり近寄るには危険な状態になったりするし、雨の降らない日でも川は増水しているしで、魚とりを趣味にするものたちにとっては、思うようにいかない日が続いた。

そんな中で、辛うじてガサガサできた日のことを記事にしようと思う。

その日は、職場の夏休みの初日だった。2週間ほど前から우리 집사람と子供たちは처갓집(チョガッチブ 妻の実家)に行っていたのだが、夏休みを利用してわしは처갓집に行き、数日間滞在した後家族全員で帰ってくるという計画だった。
で、帰りはともかく行きは気ままの一人旅なわしは、どうせ行くなら途中でガサガサしてみようかと思った。そして予定より6時間ほど早く(これは妻子には内緒だ)出発することにした。いつものように高速道路を南下しつつ、いつもの道を行くのもちょっとアレだなと、今回は別のルートを走ってみることにした。通常だと中部高速道路を使うのだが、今回は中部内陸高速道路に入り込んでみた。中部内陸高速道路は구미(クミ 亀尾)市の김천(キムチョン 金泉)のところで京釜高速道路と接続するから、처갓집に行くには김천から戻ればいいや……くらいに考えていた。

とりあえず구미市に入ったあたりで一度インターチェンジを抜け、川のあるほうへと行く途中に農水路が見えた。まぁこれも何かの縁と思って、ちょっと農水路に入り込んでどんな魚がいるか覗いてみることにした。こんな調子で農水路に下りたものだから具体的な位置が地図や衛星写真とにらめっこしてもいまだに見つけられないでいる。


まぁ農水路にいそうな魚たちばかりだな。

왜몰개(ウェーモルゲェ 和名ヒナモロコ Aphyocypris chinensis)
왜몰개(ウェーモルゲェ 和名ヒナモロコ Aphyocypris chinensis)だなぁ。わしとしては捕らえた経験の少ない魚なのだけど、あんまり嬉しくないのは何故だろう。

참붕어(チャムブンオ 和名モツゴ Pseudorasbora parva)
참붕어(チャムブンオ 和名モツゴ Pseudorasbora parva)。こいつも水の流れのきわめて弱いところでは定番だよな。

あとは붕어(ブンオ 鮒魚 和名フナ Carassius auratus)とかな。水の汚いところの定番だよな。



………おお!? ちょっと待った。なんじゃいこの網にだら~んとへばりついてちっともぴちぴちしない奴は。

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韓国の淡水魚とその和名

「日韓ちゃんぽん」をこちらで展開するにあたって、まずあげておかねばならないのがこの「韓国の淡水魚とその和名」だ。 以前のブログでは、試行錯誤と紆余曲折の果てに「韓国の魚とその和名」という記事をあげたのだが、その際にTetsu-san様改めライアマス様やRaptor様のご助言をいただき、数回の変更をすることになった。
そして……これはブログの移転にも関わることなのだが、묵납자루(ムンナプジャールー Acheilognathus signifer)や칼납자루(カルラプジャールー Acheilognathus koreensis)、대룩종개(デェーリュクジョンゲェ Orthrias nudus)といった魚種について、その和名を完全に改めた状態で再スタートを切りたい、という思いがわいたことも動機のひとつだ。実はライアマス様から日帝時代の魚類学の大家でいらっしゃる内田恵太郎先生の著書「朝鮮魚類誌」のコピーを見せていただいたことが大きなきっかけとなった。そこには、묵납자루を「チョウセンボテ」と書いてあった。칼납자루を「アブラボテ」と書いてあった。この本は本当に見たかった本のひとつだ。ライアマス様に感謝。m(_ _)m

そういうわけで、「韓国の淡水魚とその和名」をここに再度掲載しようと思う。

学名が現在進行形で定まっていないものもある。そういった魚種の学名については、師匠に相談しつつ、韓国の魚類学にて現在認められているものを採用した。それから、「韓国の魚」にすると海水魚も入ってしまい、いろいろと収拾がつかなくなってしまうので、とりあえず淡水・汽水・回遊魚の範囲で調べ、前回と比べてちょっとだけサケ科の魚種が増えている。 それと、韓国固有種かどうかの判別や、その名前の意味なんてのもピックアップしてみた。

※2010年9月28日、ミナミアカザとニクアカザについての備考を変更。
※2010年10月10日、점줄종개が抜けていたので追加。

※2010年12月29日、かなり改訂。英名追加。
※2011年2月27日、チョウセンゼゼラの学名を変更。新しい学名は韓国ではあまり認知されていないようだけど、ヨドゼゼラが新種登録されたことだし。
※2011年5月15日、若干変更。열목어の和名が「コクチマスヨルメギ」なんてことになっているサイトが引っかかったのでその対策など。多分ここの検索結果だけをとってきて、改行を見ずにコピペしたものと思われるっす。これでちゃんと対策とれたかなぁ。
※2011年6月6日、満州魚類誌を参考に、主に北朝鮮域に生息する魚の和名を適用。
※2012年5月23日、「ポテ」と書いてあったのを訂正。字が小さくて見逃してた。とほほ。/ 밀어に関する学名が韓国ではいまだにR. brunneusだけれども日本のクロヨシノボリとは異種であり、また韓国内にも少なくとも3つのタイプが存在している事が知られているので、ここではSPで表記する事にし、和名も不明とした。
※2013年7月16日、新しい絶滅危惧種指定を適用。풀망둑の和名を変更。ジャベリンハゼなんかよりももっと知られた名前があった。
※2013年7月19日、드렁허리(ドゥロンホリ 和名タウナギ 田鰻 Monopterus albus)と큰볏말뚝망둥어(クンビョッマルットゥクマンドゥンオ 和名不明 トビハゼ属の魚 Periophthalmus magnuspinnatus)についての韓国名の意味を追加。
※2015年4月7日、新種낙동납자루(ナクドンナプジャールー 和名なし ラクトウタナゴ? Tanakia latimarginata)を追加。マルタとジュウサンウグイの区別がはっきりしたことを受けて、대황어(デェーファンオ 大黄魚 Tribolodon brandti)の和名をマルタからジュウサンウグイに変更
※2015年7月10日、新種섬진자가사리(ソムジンジャガサリ 和名なし ソムジンアカザ? Liobagrus somjinensis)と참쉬리(チャムシュイリ 和名なし 青緑ヤガタムギツク? Coreoleuciscus aeruginos)を追加。

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「日韓ちゃんぽん」をこちらでブログ展開します。

「日韓ちゃんぽん」をこれからこちらでブログ展開致します。


今まで、Windows Live Spaceにてブログを書いていたのですが、Windows Live全体の意向に変化があって、わしにとってはとても使い勝手が悪くなりました。
そこで、悩み悩んだ挙句、こちら(FC2)のほうに引っ越すことにしました。引っ越すと言っても、過去の記事は移動させることができないようですので、過去の記事はWindows Live Spaceでそのままにしておいて、新しい記事をこちらに書こうと思います。

旧「日韓ちゃんぽん」URL: http://jk-jjamppong.spaces.live.com/

「日韓ちゃんぽん」では、ブログ記事のおよそ90%が韓国の魚に関する話題、5%がPC関連の話題、残り5%が日本と韓国のちゃんぽんなわしの家庭事情&子女教育の話題となります。

韓国の魚は、いわば「旧日淡」。こう書きますと韓国人の方々が気分を害されるかもしれませんが悪意や皮肉の意図はまったくありません。日本にも生息する、馴染み深い魚たちがいます。日本には生息していないけれども、和名がついている魚たちがいます。そんな魚たちと出会っているうちに、日帝時代と呼ばれる時代に日本の学者たちが韓半島にやってきて、本当に学者としての純粋な心から韓国の魚たちと出会い、感心し、感動した、その足跡をたどっているかのような思いになることがあります。

また、わしが韓国で魚をとることを通して、日韓それぞれの「専門家」と呼べる方々との出会いや、実に粋な方々との出会いがありました。人付き合いのとっても苦手なわしですが、これらの方々とのお付き合いは大切にしていきたいと思う所存です。また今後もこちらFC2ブログを通して、新たな良き出会いが生まれていったら良いなと思います。




それではどうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。


なお、普段の記事は「ですます調」ではありません。今回だけ「ですます調」ですのでご容赦ください。
プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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