スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

南漢江中流域支流ガサガサ

休みの日に1時間少々遠出をしてきた。
行き先は南漢江。目的は一応、南漢江のドジョウカマツカ(Gobiobotia)属だった。一応な。
かつて、わしの家からもっとも近い南漢江水系のドジョウカマツカ属生息地は、여주(ヨジュ 驪州)郡は이포(イポ 梨浦)大橋付近の長さ100メートル以上にわたる早瀬だった。しかしそこは韓国政府による4大河川事業の工事が始められてしまった。とりあえずその工事の様子を行く事にして、そこから上流にあるどこかの支流に入り込んでみようかと思い立ったわけだ。……というかほぼ無計画だった。


梨浦(起工式直前)
ちなみにこちらが、4大河川事業の梨浦地区起工式が行われるほぼ直前のポイント。

梨浦(工事中)
こちらは今回見てきた工事中の様子。

そしてスマートフォンで衛星写真とにらめっこしながらたどり着いたのが여주군여주읍(ヨジュグン ヨジュウブ 驪州郡驪州邑)にある支流。여주の街の賑わっている所は南漢江の南岸のほうだが、わしが行ったのは北岸のほうの田園地帯。今回のガサガサに関係ないがここ여주には세종대왕릉(セジョンデェワンルン 世宗大王陵)がある。

20110523162424.jpg
採集を行った場所はこんなところ。水は濁り気味。
まぁ結局はドジョウカマツカ属には出会えなかった。でも同じ漢江水系ながらわしの近所では見られなかった魚たちに出会う事ができた。

続きを読む

スポンサーサイト

tag : 점줄종개

楊平龍門の夜ガサガサ

先日、日本の九州からおいかわ丸さんが初めて韓国に来られた
事前にメールをいただいていたのだけど、わしのほうが本当に申し訳なくも日程に折り合いが合わず。ものすごくあわただしい最中で御挨拶に伺うことすらできなかった。
そしたらなんと、ネイティブのお供の方がいらっしゃったようで、韓国でガサガサまでされた模様。
なんてこったい。
漢江水系でソウルから負担無く行けて清流の流れるところ、といえば、양평(ヤンピョン 楊平)あたりかなぁと思っていたら、おいかわ丸さんからいただいたメールでおおむね正解であることが判明。
なーんだ、その辺なら仕事が遅くなった帰りにガサガサしに行けない距離ではないなと思い立ち、車をさくさくっと走らせて着いた場所がここ。

20110514012727.jpg
………そして到着してから判明。

場所を間違えちゃった。(ㅠ ㅠ)

カーナビの縮尺を調整しないで「この辺だろう。ふふふのふん」と目標地指定をやったのが運の尽き。スマートフォンで現在位置の衛星写真を表示させてみたら、おいかわ丸さんたちがガサガサされた場所よりもさらにもう一歩踏み込んだ場所だった。

でもまぁ、夜中だし今更戻るのもなんなのでこの場所で採集を試みた。

もう一歩踏み込んだ場所、というのは表現が適切でなさそうなので補足する。
양평(ヤンピョン 楊平)郡には南漢江の支流で흑천(フクチョン 黒川)という川がある。その川の流れるところに용문(ヨンムン 龍門)という村がある。용문산(ヨンムンサン 龍門山)という、ソウル市からおそらく一番近い標高1000メートル超の山のふもとだからその名前が付いていると思うのだが、今回ガサガサを行ったのはその村にある、黒川の支流。でもっておいかわ丸さんたちは龍門の村をはさんで黒川の下流側の支流で、わしは上流側の支流でガサガサを行ったわけだ。

なお、この黒川沿いにさらにちょっとだけ上流に行くと、京畿道淡水魚研究所という、道立(要するに県立)の研究所兼展示施設がある。ここは旧ブログにて井上さんや師匠やすごい人とともに冬の南漢江ガサガサのあと立ち寄ったところであり、井上さんが큰줄납자루(クンジュルラプジャールー 和名オオイチモンジタナゴ Acheilognathus majusculus)との衝撃的な出会いをした場所でもある。
ただこのことはおいかわ丸さんたちはご存知でなかったようだ。今度韓国に来られた際はぜひ御招待したい。

続きを読む

韓国タナゴの特徴とその分類

韓国に生息するタナゴの同定ができなくて、いろんなところから資料を集めて同定のポイントとなりそうなところを資料にまとめていたのだが、今回これを公開してみようと思う。
以前は同定の難しい魚はみんな師匠に丸投げしていた。しかしいつまでも師匠を頼りにしっぱなしというわけには行かないのでな。それでこの資料を作った。
これを自分で作ってからというもの、だいぶタナゴの同定のスキルがあがった。しかし冬の同定(特に稚魚)とか、幼魚なら납자루(ナプジャールー 和名ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolatus → Tanakia lanceolata)と납지리(ナプジーリー 和名カネヒラ Acheilognathus rhombeus)と큰납지리(クンナプジーリー 和名オオタナゴ Acanthorhodeus macropterus)と가시납지리(ガシナプジーリー 和名チョウセントゲタナゴ Acanthorhodeus gracilis → Acheilognathus chankaensis)の見分けとか흰줄납줄개(フィンジュルナプジュルゲェ 和名タイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus ocellatus)と한강납줄개(ハンガンナプジュルゲェ 漢江납줄개 和名ニセヨーロッパタナゴ Rhodeus pseudosericeus)の見分けはいまだ難しい。成魚に至っては임실납자루(イムシルラプジャールー 任実납자루 和名不明 Seomin bitterling = ソムジンボテ? Acheilognathus somjinensis → Tanakia somjinensis)と칼납자루(カルラプジャールー 和名コウライポテ Acheilognathus koreensis → Tanakia koreensis)の同定はもうフィーリングとしか言いようがない。
また今回写真を入れながら、각시붕어(カクシブンオ 和名ウエキゼニタナゴ カラバラタナゴ Rhodeus uyekii → Rhodeus sinensis)や납자루(ナプジャールー 和名ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolatus → Tanakia lanceolata)は割とよく採集したと思ったのだが特徴をしっかり捉えた写真を撮っていなかったことに気づいたり、やはり큰납지리(クンナプジーリー 和名オオタナゴ Acanthorhodeus macropterus)や가시납지리(ガシナプジーリー 和名チョウセントゲタナゴ Acanthorhodeus gracilis → Acheilognathus chankaensis)は資料不足だということに気がついた。これからもさらに精進しなければならないと思った次第。

以下の表は、「韓国の淡水魚とその和名」とは並び方を変えてみた。魚類学の分類法に従った並び方にしてみたのだが、やっぱり自分としてはちょっと探しにくいかも。それから、分岐軟条の数については分布図っぽくつくったほうがよかったかなとか、いろいろ思うところがあるけれど、ひとまずこれで韓国に生息するコイ目・コイ科のタナゴ亜科が整理できたということで。

 
※2011年5月17日、文字化け等を起こしているところを修正
※2011年6月6日、満州魚類誌の記載を採用

続きを読む

大先輩をお迎えしていつもの場所のプチ夜ガサガサ

先日、このブログでもたびたび紹介させていただいている井上さんが韓国に来られた。
今回はビジネスで来られたのだけど、そのビジネスの合間を縫って韓国のタナゴたちと御戯れになったご様子。夕食の席をご一緒させていただいて、そのときに聞いた話によると、旧ブログで「タナゴの神様」묵납자루(ムンナプジャールー 和名チョウセンボテ Acheilognathus signifer → Tanakia signifer)との出会いがあった、その川に行かれて、今回もまた楽しい出会いがあったとのこと。
20091011154755a.jpg
今回の様子がないので2009年10月当時の風景で御勘弁を。
 

続きを読む

清明の洛東江支流ガサガサ

さて前回の続き。
やっぱりわしにとって낙동강(ナクトンガン 洛東江)水系は普段から気軽に行けるようなところではないのでな。せっかくここまで来たのだし、もう1箇所くらい回っていこうか、と思い、風任せに車を走らせて着いた場所がここ。

20110405140108.jpg
正直に書くと、衛星地図を見て「この辺が良いかなぁ」と思ったところが上水源保護区域だったので場所を変えた次第。ここは上水源保護区域ではないのだけど、警告文がないこともない。

20110405112134.jpg
堰の上でちょっと網を入れてみればタナゴたちがこんな感じ。なんとなく良さそうだったのでこの場所でちょっとガサガサしてみることにした。
 
堰の下を探検しながらガサガサ。これがなかなか「当たり」の場所で、さまざまな種類の魚がたくさん泳いでいるのが見える。流水域あり、早瀬あり、止水域あり、岩底ありと、実にさまざまな条件が整っていた。だから、できればじっくりと時間をかけて挑みたいところだったのだが、18時までには帰らねばという家の都合と、腹時計を含む体力的な都合のため14時には撤収しなければならなかったため、正味2時間の探魚となった。
 

続きを読む

tag : 洛東江水系

プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。