スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

チョウセンイチモンジタナゴ天国

今回も例によって仕事が遅くなった帰りに川へ行ってきた。
行った場所は、홍천강(ホンチョンガン 洪川江)の支流、홍천강との合流地点付近だ。
旧日韓ちゃんぽんからご覧になっている方は、홍천강の優占種が줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)だと書いた事を覚えていらっしゃるかもしれない。今回は、ひたすらそれを実感するガサガサとなった。

20110827010613.jpg
ちなみに、遠くに見える高い橋は高速道路な。

橋の上から護岸された斜面を降りて川岸までたどり着くと、深さ数センチしかないところで稚魚が群れている。こういうところにいる稚魚は大抵피라미(ピラミ 和名オイカワ Zacco platypus)なのだが、真上から見て明らかに光沢のにぶい피라미らしからぬ魚がいる。それもわずかにまぎれているという程度ではなく、相当数見受けられる。

20110826232317.jpg
すくってみたらこの通り、体長3センチ程度まで成長した줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)だった。夏ゆえ体色がはっきり現れていない上にフラッシュが光りすぎてうまく特徴が現れていないが、こんなのが相当数見受けられる。

期待をこめて川の中に足を入れてみた。
 



続きを読む

スポンサーサイト

何故か貝がやたらととれる近所ガサガサ

カンカン照りの日が続いた日本には申し訳ないが、韓国は8月に入ってからというもの、天気が悪い日が続いて、雨が降り川も増水。普段流れないところに水が流れている状況がずっと続いている。
そんな中、先日川の状況が多少良くなったときを見計らって、近所のよく出かける場所へと足を運んだ。例の国道の下だ。過去記事で言うと、この辺この辺この辺この辺この辺、と、fc2にあるものだけでもこれだけある。

ただ、今回は不思議な事もあるもので、タイトルにもある通り、どういうわけか2枚貝がたくさんとれた。別にとろうと思ってやっていたのではなく、川底を網で引きずり回したというわけでもなく、いつも通りにボサに足を入れていたら網の中に貝が……というのが続いたのだ。

20110810160737.jpg
こんな貝。残念ながらわしにはまだ貝の同定能力がありませぬ。

20110810160838.jpg
川の風景。この辺の4枚目や7枚目の写真と見比べていただけると有難いが、タナゴを釣った中島には草がなくなり石がごろごろしている状況。川底も浅くなり、堆積していた泥が流されて、代わりに石がごろごろしている。ただし岸辺は砂や土が残されている。これらはすべて、7月27日の大雨と8月になってからの大雨によるものだ。


続きを読む

2011夏のガサガサ エピローグ

その4 江原道平昌郡」の続きというか、全体のまとめというか。プロローグなんてものを書いたのでやはりエピローグを書かねばなと。


その後我々は、ガサガサということではなく取り巻く一般の人たちへの話のネタにということで、高速道路にてひとつ先の대관령(デークァルリョン 大関嶺)というところへ。要するに2018年冬季オリンピック開催地をちょっと見に行ったのだ。
ただ、そこでやったことはといえば、ちょっと写真を撮って、トイレ&コンビニ買出しだけなんだけど、建物に入る前になんか空がゴロゴロ鳴っているなと思ったら、買出しを終わって外に出ようとしたら既に雨が降り出していた。それで大急ぎで車に駆け込み、今晩の食事処&宿泊場所であるコンドミニアムへと向かった。場所は평창읍(ピョンチャンウプ 平昌邑)。
お二人には詳しく話さなかったが、実はそのコンドミニアムに電話をかけたとき、「8時までに着いてくれないと食事出せないよ」と言われた。なんですとー。それで雨の中ちょっと急いでコンドミニアムへと走り、8時5分前に到着。かくして我々は鹿肉ユッケと鹿鍋を無事食べる事ができたのだった。
その後は部屋で談笑。平昌のコンドミニアムでは魚の話題で話が尽きなかった。ドジョウの話題、カマツカ亜科の話題、人の話題。いろんな方の名前が出て、その中でらいあますさんの名前が挙がって……というのは「その2」のコメント欄の通り。
また、おいかわ丸さんが大学時代に第2外国語(?)として韓国語を学ばれていた事も判明。現在はハングルの解読くらいならできるとのこと。なんとそうでしたか。

そんなこんなで11時過ぎに就寝。
本当は、대관령でも川に入ってみる計画があった。またこのコンドミニアムから車で15分ほど出かけて夜のガサガサをする計画もあった。だが대관령でガサガサしていれば間違いなく食事にありつけなかっただろうし、この日だけで我々は相当体力を消耗していた。だから대관령のガサガサも夜ガサガサも行わなかった。ただ、今にして思うと、もしかしたら夜ガサガサを敢行していたなら、現地到着したらまた雨が降っていない、なんてことも起きたかもしれない。

6時頃に起床してみんなで朝のサウナに入り、朝食。朝食は미역국(ミヨックク わかめスープ)だった。
朝食を終えて建物から出ようとしたら、大雨が降っていた。コンドミニアムから食堂に移動する際は雨が降っていなかったが、我々がサウナ&食事をしている間に、あの27日の大雨が始まってしまったのだ。雨足が強いのでどうしようかと思いあぐねていたら、どこか坂の上のほうで決壊があったらしく、いきなり目の前の道路が川になってしまった。仕方が無いので道路に出ずになんとか建物の脇とか岩が積み上げられているところとかを通ってコンドミニアムにたどり着き、急いで帰り支度をして、午前9時に出発。

そしてここから先は、「プロローグ」にも書いた通り。仁川の송도(ソンド 松島)に至るまでの2時間45分のうち、ハザードランプをつけながら走っていたのはトータルして1時間以上だったのではないだろうか。雨が降らず視界良好なトンネルの中が天国だとこれほど思ったことは今までにないくらい。

仁川空港のある영종도(ヨンジョンド 永宗島)では、まず初日にお二人の宿泊されていたホテルの近くにあるロッテマートに立ち寄った。空港で買うよりお土産が安いからな。そこでお二人とも「買って来て」と頼まれていたものは買えた……と思う。Tommyさんが「MarketO」ブランドのお菓子をお土産に頼まれていたのだけれど、頼んだ人は実にお目が高いな。「お土産用のお菓子」文化がまるで発達せず、市販のお菓子はアメリカで売られているものやら日本のお菓子のパクリやらで、こと菓子類に関してはいいとこなしの韓国だが、この「MarketO」の菓子は値段は張るが日本の方々に安心してお勧めできるくらい旨いのだ。

そして仁川空港。おいかわ丸さんの出発時間が切迫していた。Tommyさんのほうは時間の余裕が多少あるがすぐ受付をすることに。だがTommyさんの荷物は、タモ網が規格外なため別なところに持っていかれてしまった。ガサガサの網や釣り道具はどうしても荷物が規格外になるので、海外遠征は大変だ。旅行かばんに収まるような、折りたたみ式の網は作れないものかな。
網といえば、「その3」にておいかわ丸さんがせっかく日本から持ってきたエビタモを現地に置き忘れてしまった。このエビタモがあれば、「その4 江原道平昌郡」では大いなる力を発揮したに違いないのだ。エビタモは静岡県くらいしか売られていないらしい。もちろん韓国にはない。わしも欲しいなぁ。

ともあれ、Tommyさんの受付が終わってもおいかわ丸さんの受付がまだ終わっていなかった。並んでいる人が多かったようだ。最後に写真を撮り、握手してすぐさまお別れとなった。おいかわ丸さんの飛行機が搭乗開始5分前くらいだったからな。おいかわ丸さん、食事もできずに飛行機に乗り込んで、乗り込んだらすぐに出発だったはず。平昌を30分ほど早く出発できていれば、雨があれほどひどく降っていなければと思うと、本当に申し訳ない。



そして最後に、感謝と反省点を。


まず感謝。お二人からこんなものをいただいてしまった。
20110810095502.jpg
鮎足袋&鮎タイツ。実は、「その4 江原道平昌郡」にて使わせていただいた。いやぁ、これは夏場のガサガサには良いですね。韓国でも夏場はウォーターシューズを使ったりサンダルを使ったりする人もいるけれど、鮎足袋には敵わないだろう。特に「足」を使うガサガサではこの鮎足袋は本当に有難い。

それから、おいかわ丸さんからは論文やらいろいろ資料をいただいた。じっくり読ませていただきます。


そして反省点。


今回とりたかったのにとれなかった魚種は以下の通り。

꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)
미유기(ミユギ 和名コウライヤナギナマズ Silurus microdorsalis)
버들붕어(ボドゥルブンオ 和名チョウセンブナ Macropodus ocellatus)
줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)
참마자(チャムマジャ 和名ズナガニゴイ Hemibarbus longirostris)
퉁가리(トゥンガリ 和名コウライアカザ Liobagrus andersoni)

いやぁ、なんで꺽지と퉁가리が出てこないかなぁ。特に漢江水系の꺽지はお見せしたかったのになぁ。

また、もっととれるはずだった魚種は以下の通り。

긴몰개(ギンモルゲェ 和名ホソモロコ Squalidus gracilis majimae)
돌마자(トルマジャ 和名ムナイタカマツカ Microphysogobio yaluensis)
모래무지(モレムジ 和名カマツカ Pseudogobio esocinus)
새코미꾸리(セコミックリ 和名ハナジロドジョウ Koreocobitis rotundicaudata)
왜몰개(ウェーモルゲェ 和名ヒナモロコ Aphyocypris chinensis)

2日間でこれだけやって새코미꾸리1匹(しかも幼魚。わしのほうには写真がないがおいかわ丸さんのブログには有り)とはこれいかに!돌마자においても何たる有様。それに何故모래무지は幼魚ばかりなのだ!?
왜몰개ももっととれるはずだったのに。わんさか群泳しているはずだったのに。
ぐぬぬぬぬ。再戦を要求したい!
もし機会をいただけるなら、わしの家の前の川で꺽지・돌마자・모래무지・새코미꾸리・퉁가리ツアーをしたいくらい。シュノーケリングならわしの家から25分ほど行った川にきっとお楽しみいただけるところがあるし。

でも、おいかわ丸さんTommyさんとしては、もし次に韓国の魚に出会いたいということなら、南部の川で、
기름종개(キルムジョンゲェ 和名正式名称なし Nakdong spine loach = ナクドンシマドジョウ? Cobitis hankugensis)
왕종개(ワンジョンゲェ 王條鰍 和名ナガシマドジョウ Iksookimia longicorpa)
좀수수치(ジョムスースーチ 和名不明 Dwarf loach = ドワーフローチ? Kichulchoia brevifasciata)
흰수마자(フィンスマジャ 和名シラヒゲカマツカ Gobiobotia naktongensis)
のあたりと出会いたいだろうしなぁ。

あと、今回いろいろ巡ってみたけれど、個人的にはタナゴ類との出会いが少なかったかな、と思う。
まぁ今回はお二人とも「ドジョウ&カマツカ亜科」に猛烈に熱い方だったからまあいいかな。
カマツカ亜科に関しては、韓国に生息する事になっている魚種28種のうち13種(+見ただけ1種)を採集できたようだ。


最後に、これはもっと自分の経験を積んでおかねばならないなと思った点。
その1」は、わしにとっても初めての場所だった。実を言うと他にもいくつか採集候補地があって、それをお二人と検討していたりしたのだけど、結局一番最初の予定通りに採集地点を巡ることになった。行かずに終わった採集候補地は半分以上がわしが今まで行ったことのない場所だった。機会を見つけて、その行かなかった採集候補地を訪れてみたい。

2011夏のガサガサその4 江原道平昌郡

その3 江原道原州市」の続き。

我々は50号영동(ヨンドン 嶺東)高速道路をさらに東へと走った。向かった場所は同じ강원도(カンウォンド 江原道)は평창군(ピョンチャングン 平昌郡)。
平昌といえば、最近2018年冬季オリンピック開催場所として選ばれた場所だが、ひとえに平昌郡といってもとても広い。平昌の郡庁所在地(ようするに平昌の中心という事になっているところ)から冬季オリンピックのメイン会場となるところまで直線距離にして40キロ、自動車だと高速道路利用・法廷速度遵守で1時間20分かかるほどだ。

そんな中、我々が向かったところは진부면(ジンブーミョン 珍富面)というところ。ちなみに「면(ミョン 面)」というのは日本の住所で言うところの「村」に相当する。ここには오대천(オーデーチョン 五台川)という川が流れている。
この五台川の源泉は오대산(オーデーサン 五台山)というところにある。この山は国立公園となっており、国立公園内ではすべての山河における狩猟・捕獲・採集等が禁止されている。その国立公園から流れ出た川が最初に訪れる平地が今回の採集場所である。なお、この川はこの平地を抜けた後、渓流部・山間部を抜けて정선(ジョンソン 旌善)というところで南漢江と合流する。その場所は以前に「東江(トンガン)」というところで紹介した「동강(トンガン 東江)」と呼ばれる南漢江の山間部地域一帯のさらに上流に当たる。
つまり、今回の採集地点は、南漢江水系の上流部、それも相当上流の魚相となっていると言えるのだ。

20110726154140.jpg
採集場所はこんなところ。この堰の下だ。
この堰には魚道があるが、ちゃんと魚道として機能しており、魚が元気に遡上している。また、堰の下のコンクリートは円環状になっていて、その間々にはゴロゴロした石や小石が詰まっており、魚の住処や産卵場としても機能しているようだ。そしてまた人工的な設備の先には結構な深さで魚たちが回遊する事のできるところがあった。

続きを読む

tag : Ladislabia

2011夏のガサガサその3 江原道原州市

その2 京畿道驪州市」から一夜明けた26日。ふたたびおいかわ丸さんTommyさんとソウルのホテル前にて朝8時半くらいに合流、早速高速を走って向かうは강원도(カンウォンド 江原道)。

本日のコンセプトは、「カマツカ亜科三昧」の予定なり。
おいかわ丸さんもTommyさんも底物大好き、というかそれで論文を書いているくらいの方々。わしも底物が大好きなので、今回は盛り上がらないわけがない。

20110726102135.jpg
着いた場所がこちら。天気は上々。というかちょっと暑くなりそうなくらい。場所は섬강(ソムガン 蟾江)。섬강といえばもうこの辺ですな。

20110726103033.jpg
でも行った場所はちょっと違う場所。天然の堰のようにものすごく良い広い早瀬ができているのが目の前に広がっている。だがしかし当時より明らかに増水しており、深くて流れも速い。目の前に広がっている早瀬にたどり着くのは安全上無理と判断。そこで場所を変更した。

20110726130734.jpg
結局当時の最初にガサガサしたところと同じ場所に着ちゃった。こちらも増水の影響が見られたが、この場所なら採集は可能だろうと判断。

20110726110237.jpg
河原にて다슬기(ダスルギ カワニナ)がたくさん転がっているのを見て観察されるおいかわ丸さん。何種類もいることをその場で確認。わしのほうは「ちょうどよかった」と、早瀬用のお魚キラーを持ち出し、その다슬기たちをいただいて石でつぶし、エサとして仕掛けてみた。うまくいけば肉食傾向の強い魚とか早瀬志向のドジョウとかが取れると思うのだけどな。


続きを読む

tag : Gobiobotia

プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。