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蟾津江遠征ガサガサおまけ ヌマチチブ天国編

その3の続き。

朝になったので、ひとまず食事をして、次のポイント候補地へ向かう事にした。
途中、冬でも枯れることなく水が流れていそうな用水路を見たりして、こんなところでもガサガサやってみたいなぁと思いつつ車を走らせたら、その候補地はショバ代を払って遊ぶ場所だった。いくら衛星写真で候補地を探してみても、こればかりは現地に直接行かないと分からない。時折上水源保護区域に指定されていたりもする。
仕方なく別の候補地へ向かう。するとやはりそこもダメ。これはもう行き当たりばったりでよさげなところを探してみるかと、섬진강(ソムジンガン 蟾津江)に沿って走る国道を上流方面に遡ってみたけれど、この蟾津江という川は韓国の大型河川と同様で、開けたところから上流に行こうとすると山間の渓谷をひた走り、その上流にはまた開けたところがあるといった感じで、山間の渓谷部分は侵入すら難しかったり、川まで降りる事ができるところはみんなショバ代を払う「유원지(ユウォンジ 漢字で書けば遊園地)」になっていた。

こりゃ本当についてないな、と思いつつ、この時に実は目をつけていた場所があったを思い出して、思い切って蟾津江中流にある湖の上流部まで行ってみることにした。場所としては、蟾津江の支流に当たる。

20120710135334.jpg

ついた場所はこんなところ。水が少ない。雨が降った後で他の川は増水気味なのにどういうこと?もともとこの川は水の流量が少ないのかな?衛星写真で見ると広い土手を持っているんだけどな。

そんな水の少ない川で、なにやらでっぷり太った魚たちがさも楽しそうに泳いでいる。何こいつ?

민물검정망둑(ミンムルコムジョンマンドゥク 和名ヌマチチブ Tridentiger brevispinis Katsuyama)
と思って一匹すくいあげてみたら、민물검정망둑(ミンムルコムジョンマンドゥク 和名ヌマチチブ Tridentiger brevispinis Katsuyama)だった。なんのことはないヌマチチブか。完全な成魚ではなく若魚だったから見慣れなかっただけか。


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tag : 蟾津江

蟾津江遠征ガサガサその3 傷ついたコブクロカマツカ&撮影タイム編

その2の続き。

それはその1をやっているときに、「ここなら夜に小型カマツカ属の魚が休みに来そうだな」と思った砂地のところに、深夜行ってみた際のことだった。

その場所には確かに、모래무지(モレムジ 和名カマツカ Pseudogobio esocinus)をはじめとしたサラサラの砂地大好きな魚たちが休みに来ていた。だが、わしの目は突然、岸近くにいる一匹の魚に釘付けとなった。


こ、この魚ってもしかして、わしがどうしても出会いたかった魚じゃね?


その魚が逃げないようにそっと近づき、족대(ジョクデェ 大陸式のサデ網)で念入りにぐるっと囲む。そしてウェーダーに固定しておいた手網をそっとその中に差し入れて、思い切って砂ごと魚を網に入れた。

모래주사(モレジュサ 和名コブクロカマツカ Microphysogobio koreensis)
上から見たこの魚は、目の光り具合とか頭部の長さとか、まるで참마자(チャムマジャ 和名ズナガニゴイ Hemibarbus longirostris)のように見える。夜に出会う참마자や누치(ヌーチー 和名コウライニゴイ Hemibarbus labeo)は、目が白く光っていて、真上から見たときに目が出っ張っているように見える。
だがしかし、この魚は横から見るとこうだ。

모래주사(モレジュサ 和名コブクロカマツカ Microphysogobio koreensis)間違いなくMicrophysogobioの出で立ち。でも頭部が長いなぁ。いやぁここまではっきりと頭部が長いとは思わなかった。

この魚こそ、わしがずっと会いたかった、絶滅危惧1種の모래주사(モレジュサ 和名コブクロカマツカ Microphysogobio koreensis)だ!!


だがよく見ていただきたい。この個体、背びれの後ろと、背びれと尾びれの中間よりちょっと後ろの2箇所に傷を負っていた。この個体はもうすでに瀕死の状態だったのだ。だからわしに捕まる際、ほとんど動かなかったし、網の中に入っても必死に抜け出そうとじたばたもしなかった。


丁重に隔離しておいたのだが、最終的にこの個体は、朝を待たずわしの見ている前で息を引き取ることになる。

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蟾津江遠征ガサガサその2 夜はミナミヒガイ天国編

その1の続き。

日が暮れたので食事をしてすぐ寝て、12時ちょっと前に目が覚めたので、そのまま川へ。夜のガサガサはわしの領域。섬진강(ソムジンガン 蟾津江)の夜の顔を見てみることにした。

そうしたら、早速来たぜ来たぜこいつが。
참중고기(チャムジュンコギ 和名ミナミヒガイ Sarcocheilichthys variegatus wakiyae)
うはー참중고기(チャムジュンコギ 和名ミナミヒガイ Sarcocheilichthys variegatus wakiyae)!
昼間のガサガサで稚魚がたくさんとれて、ここは참중고기が多いなと思ったら、こんなりすんなりと成魚が入ってくるとは。
ジンクス的な意味だが、わしにとって、ヒガイは努力の証。がんばらないととれない。相当がんばったあかつきにヒガイが網に入ってくる。ヒガイが網にかかると、本当に嬉しい。韓国の淡水魚カフェ(インターネット同好会みたいなもの)でも、ヒガイはかなりレベルの高い部類の魚というイメージがなんとなく定着しているように思う。マニアックな人ほどヒガイを飼っていたりするのだ。わしもこの蟾津江産のミナミヒガイを飼育していたけど、こいつら気が強くて他の魚に穴を開けるんだよね。それで쉬리(シュイリ 和名ヤガタムギツク シュリ Coreoleuciscus splendidus)をはじめとする底物たちが被害を受けて(しゃれのつもりは毛頭ないのだけど)、結局ミナミヒガイを隔離して職場の水槽に入れちゃった。



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tag : 蟾津江

蟾津江遠征ガサガサその1 群がる追っかけ編

夏休みが前倒しになった。
本来は、わしの夏休みは7月末を予定していた。ところが、わしの職場で急遽予定が入り、夏休みを7月初旬に取らざるを得なくなった。当然子ども達は夏休みの期間にあらず。最近専業主婦から脱して仕事をしている우리 집사람も休みにあらず。今回は休みをわし一人で過ごさねばならなくなった。
どうせ一人ですごさねばならないのだったら、ガサガサしに行かねばならんでしょう。どうせなら遠征をしよう。ではどこへ行くか?いろいろ思い悩んだ挙句、前日まで「南だったら섬진강(ソムジンガン 蟾津江)のダム湖の下流」と「東だったら태백(テベク 太白)周辺」のどちらにしようかで悩んでいた。
遠征の日程は2泊3日だったのだが、そのうち3日目が全国的に雨の予報が出ていて、3日目はもう帰ってくるだけの日程とせざるを得なかった。そして、東ルートを選ぶとしたら、日程的にも盛りだくさんでどう考えても2日目夜だけでなく3日目もガサガサせねばならない。それに今年は目標もあるしって事で、今回は南のほうに行く事にした。

というわけで、車を飛ばす事4時間。着いたところは全羅南道구례(クリェ 求礼)。ここの町は、田んぼや畑がすごくきっちり区画整理されていて、なんというか細かいところまでガミガミ指導する政治家が町を作り上げたって感じがする。でもって道は至るところに時速60キロ制限のオービスが。パトカーが速度違反車の取締りをやっていたり、警官がシートベルト着用の取締りをやっていたりして、韓国らしからぬ政治的圧力を感じたりもした。

だがその一方で、「眺めの良いところ ○Km先」なんて道路標識もあったりして、ここの政治家はこんな事にもまめなのかと、ちょっとニヤッとしてしまったりした。

20120710105000.jpg
ちなみに、その「眺めの良いところ」に行ってみたら、こんな展望台がつくられていた。

20120710105022.jpg
「写真を撮るのに良い緑色名所」だそうだよ。

20120710105040.jpg
こりゃぁ確かに眺めがいいねぇ!

20120709120010.jpg
というわけで着いたのがここ。蟾津江本流で早瀬があり、砂地もありそうなところということで、場所を選んでみた。

20120709152605.jpg
ここには、こんな急流の場所もある。いいねぇ、漢江・錦江水系だったらGobiobotiaとかいそうなところだけどね。でもここにはGobiobotiaはいないのだ。
代わりに何がいるかというと……この写真に写っている釣り人は、実は「友釣り」をしているのだ。「友釣り」と言えば、そう、とっても旨いアレがいるのだ。
ちなみに「友釣り」は韓国では「놀림낚시(ノルリムナックシ からかい釣り)」という。ここは友釣りで相当知られている場所で、日本でも紹介された事があるようだ。ちなみにこのときに行った場所も友釣りでよく知られた場所らしい。
 

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tag : 蟾津江

渇水期の終わりの上泉川早朝ガサガサ

2012年上半期の韓国は、「雨雲が避けて通る」と言われるくらい、まともな雨が降らない日が続いた。これについては大手韓国新聞の日本語版でも出ているのでいくらでも参照できるわけだが、わしの記憶では6月29日の深夜から翌日にかけて降った雨が「しばらくぶりの雨らしい雨」となったと思う。
そして、7月に入ってからはよく雨が降っている。やっぱり7月・8月は韓国は「雨季」とも呼べる気候となるようだ。

そんな中、2泊3日かけてちょっと遠出をしてきた。このブログで採り上げるのだから言うまでもなくガサガサ遠征だ。でもやはり雨のせいで実質活動できたのは1泊2日だったが。

で、その記事を掲載する前に、渇水期の終わりに近所の川で深夜ガサガサをしたことを書こうと思う。

20120618055039.jpg
この辺あたりで井上さんが釣られている写真と比較していただければ、水の少なさが分かるだろうか。普通に水が流れているところは、渡るに長靴も要らないレベル。もうスニーカーで十分な深さしかない。深いところはウェーダーが必要ではあるものの、お尻までぬれない。
この川は上流に貯水池がある関係で、まだこの程度水が流れているが、この程度の規模の川だと本当にすっからかんと干上がってしまった川も多い。

で、何故この時期にいつもの「ご近所プチガサガサ」でなくて「早朝ガサガサ」だったのかというと……うーむ、今後どうなるか分からないから、今はひとまず「師匠関係」とだけ書いておく。でも写真の枚数はというと、申し訳ないことにプチガサガサレベル。m(_ _)m


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プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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