北漢江プチ夜ガサガサ

先日も、仕事が遅くなった帰りに川へ寄ってみた。
今回の目的は、デルヘッジ様の生贄探し。だからさくさくっとプチ夜ガサガサだ。
行き先は……まぁ近所でも良かったのだけど、北漢江。まぁ近所と言えば近所だが。我が家よりもちょっとだけ下流の、山から下りてくる支流が合流する地点だ。川の本流が太くなればなるほど、支流との合流地点のようなランドマークに魚が集まっている……ような気がする。

場所の状況をもう少し具体的に書くと、支流はカボチャ大のごろごろした石と直径1センチにも満たない小石の混じりあったところを流れ落ちて北漢江に注ぐ。当然その北漢江に支流の水が落ちたところは、カボチャ大のゴロゴロした石が底となる。しかしながら、その流れ落ちる地点からみて北漢江の下流側には、砂底となっているところがあり、また浅い泥底となっているところもある。
 
줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)
줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)だな。こいつらは繁殖期の婚姻色もさることながら、このように繁殖期が終わった夏の色も美しい。

줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)
うむ、줄납자루がいっぱいいるなここは。줄납자루って、割と群れるよな。

민물검정망둑(ミンムルコムジョンマンドゥク 和名ヌマチチブ Tridentiger brevispinis Katsuyama)
민물검정망둑(ミンムルコムジョンマンドゥク 和名ヌマチチブ Tridentiger brevispinis Katsuyama)。
そういえば、わしが時々行く문호천(ムノチョン 汶湖川)にも민물검정망둑がいるが、その문호천もやはり北漢江の支流であって、その北漢江との合流地点は今回の採集場所よりも下流にある。

납자루(ナプジャールー 和名ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolatus → Tanakia lanceolata)
납자루(ナプジャールー 和名ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolatus → Tanakia lanceolata)。こいつは本当に幅広い生息域をもっているな。

꾹저구(ッグクジョグー 和名ウキゴリ Chaenogobius urotaenia)
꾹저구(ッグクジョグー 和名ウキゴリ Chaenogobius urotaenia)だな。久しぶりに出会った気がする。ちなみにこの場所に現れるウキゴリは陸封型だ。北漢江と南漢江が合流する팔당호(パルダンホ 八堂湖)にはダムがあって、そこから下流には行けないからな。

새코미꾸리(セコミックリ 和名ハナジロドジョウ Koreocobitis rotundicaudata)
새코미꾸리(セコミックリ 和名ハナジロドジョウ Koreocobitis rotundicaudata)。清流が流れてくるところだし、カボチャ大の石がゴロゴロしている場所だからか、早瀬に住むドジョウが現れた。

배가사리(ベガサリ 和名ホタテコブクロカマツカ Microphysogobio longidorsalis)
早瀬にすむ魚といえば、ここで採集された小型カマツカ系はみんな배가사리(ベガサリ 和名ホタテコブクロカマツカ Microphysogobio longidorsalis)だった。これは自分にとっては意外。
魚類相が北漢江本流の水質に影響されると思っていたから、こんなところでとれる小型カマツカ系は돌마자(トルマジャ 和名ムナイタカマツカ Microphysogobio yaluensis)か왜매치(ウェーメーチ 和名チョウセンゼゼラ Abbottina springeri → Biwia springeri)、泥が多ければ버들매치(ボドゥルメーチ 和名ツチフキ 土吹 Abbottina rivularis)、或いはもしかしたら됭경모치(トェンギョンモーチー 和名ヒメカマツカ Microphysogobio jeoni)もいるかも……と思っていたのだが、ガチで早瀬の小型カマツカが出てしまったので、ちょっと面食らった。

모래무지(モレムジ 和名カマツカ Pseudogobio esocinus)
小型カマツカ系と言えば、本家모래무지(モレムジ 和名カマツカ Pseudogobio esocinus)を抜きに語ってはいけないよな。ちゃんと採集できているので、念のため。

줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)
水深5センチ以下の石と泥で構成された川底の領域でたくさんの魚がわらわらやっていたので、これは経験上줄납자루ではないかと思い網を入れたら、こりゃまた腹びれと尻びれに白が美しく入っている줄납자루ばかりだった。


水深5センチ以下なので、網を満遍なく広げたり魚を誘導したりするのが難しいが、1回の網でもこのくらいずつ入ってくる。これはもしかしたら洪川江の줄납자루天国に匹敵するスポットかも。


というわけで、デルヘッジ様の生贄に美しいタナゴたちを捧げることになった。ちょっと勿体無かったかも……。
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コメント

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No title

ここも줄납자루天国ですね。
う~ん、水深5㎝ですか・・・・、好い釣り場は無いのでしょうか。
それにしても、この美しい줄납자루が生贄(餌)とはモッタイナイ。

No title

こんばんは
いや~うらやましいです~
チョウセンイチモンジを餌にできるなんて、なんて良い環境なんでしょう。

ちなみに私の韓国への最初の憧れは、ドジョウでもハゼでもありません。
シュリとウエキゼニとこのチョウセンイチモンジでした。
そんな憧れのお魚をほぼリアルタイムで拝めるとは、いい時代です。
そしてアキミツさんのおかげです。

私も採集したいです~

Re: No title

井上様
コメント有難うございます。
すぐ返信したつもりだったのですが、返信できておりませんでした。申し訳ございません。

> ここも줄납자루天国ですね。
> う~ん、水深5㎝ですか・・・・、好い釣り場は無いのでしょうか。

줄납자루が釣れるところ、ありますよ。
一度お話した事がありますがね。次の記事でご紹介する予定のポイントです。

> それにしても、この美しい줄납자루が生贄(餌)とはモッタイナイ。

そうですよねぇ本当に。自分もこんなところは납자루(ヤリタナゴ)がいるだろうと思っていたら、ほとんど「줄」がついているんですもん。

Re: No title

アヤヨシ様
コメント有難うございます。

> ちなみに私の韓国への最初の憧れは、ドジョウでもハゼでもありません。
> シュリとウエキゼニとこのチョウセンイチモンジでした。
> そんな憧れのお魚をほぼリアルタイムで拝めるとは、いい時代です。
> そしてアキミツさんのおかげです。

自分もシュリに出会ったときの感動を思い出します。
そしてウエキゼニタナゴ。これは本当に上品な美しさをもったタナゴですよね。
ここでコメントを下さっている井上様も、実は韓国遠征のきっかけがウエキゼニタナゴでしたね。
次回掲載予定の記事に、チョウセンイチモンジタナゴもウエキゼニタナゴも出てきますよ。

> 私も採集したいです~

是非お越しくださいな。7月~9月は雨が多いですので、それ以外の時期でしたら天候にも恵まれると思います。
ってそういえばアヤヨシ様、晴れ男でしたね。
プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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