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晩秋のご近所夜ガサガサ

今年2010年の10月は、井上さんの御来韓をはじめとして、川に行く機会を多く持つことができた。
もっとも井上さんとご一緒した以外は「仕事が遅くなった帰りに夜ガサガサ」ばかりで、しかも家の前の川での採集ばかりなのだけど。
それでも、時にはパワーガサガサで꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)を大量にとってみたり、
20101009015522.jpg
こんな感じにな。참종개(チャムジョンゲェ 和名コウライシマドジョウ チョウセントゲドジョウ? Iksookimia koreensis)とか새코미꾸리(セコミックリ 和名ハナジロドジョウ Koreocobitis rotundicaudata)とかも混じってるけど。

また時には採集できた個体数は少ないのだけど一匹一匹が大物と言えるサイズばかりとれたり、そんなこんなでなかなか充実した夜ガサだった。

1回1回で撮影できた写真が少ないので、まとめて報告してみようと思う。
 
 
 
꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)
まずは早瀬の石をめくれば石ひとつにつき1匹ずついる꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)。今年生まれた個体も去年生まれた個体もたくさんいる。ただ、石をめくりまくるのはやっぱり体力を消耗する。

20101016233239.jpg
배가사리(ベガサリ 和名ホタテコブクロカマツカ Microphysogobio longidorsalis)に쉬리(シュイリ 和名ヤガタムギツク シュリ Coreoleuciscus splendidus)に퉁가리(トゥンガリ 和名コウライアカザ Liobagrus andersoni)。こいつらも早瀬を中心として生活する魚種だ。배가사리の背びれがオレンジ色に染まっていることから、この個体はオスなのだろう。

밀어(ミルオ 和名トウヨシノボリ Rhinogobius brunneus)
밀어(ミルオ 和名トウヨシノボリ Rhinogobius brunneus)。これも早瀬を中心として生活する魚種だ。韓国では3つの種群が知られていて、こいつはAタイプと呼ばれる、オーソドックスなタイプ。

붉은귀거북(プルグングィゴブク 和名ミシシッピアカミミガメ Trachemys scripta elegans)
なんか苔の生えてない石があるなと思ったら、붉은귀거북(プルグングィゴブク 和名ミシシッピアカミミガメ Trachemys scripta elegans)だったよ。
ちなみにこいつの韓国名だが、「붉은(プルグン)」は「赤い(連体形)」、「귀(クィ)」は「耳」、「거북(コブク)」は「亀」。まとめて発音するときは子音が有声音に変わる(というか韓国語には有声音と無声音の区別がない)ので「プルグングィゴブク」になる。直訳してアカミミガメ。そのまんまやん。

붉은귀거북(プルグングィゴブク 和名ミシシッピアカミミガメ Trachemys scripta elegans)
しかし誰だよペットをこんなところに捨てた奴は。こんな奴でも生活していけるくらい、ここはエサが豊富だということなのだろうな。

대륙종개(デェーリュクジョンゲェ 大陸條鰍 和名不明 continental stone loach = タイリクフクドジョウ? Orthrias nudus)
대륙종개(デェーリュクジョンゲェ 大陸條鰍 和名不明 continental stone loach = タイリクフクドジョウ? Orthrias nudus)。こいつも새코미꾸리(セコミックリ 和名ハナジロドジョウ Koreocobitis rotundicaudata)と同様、尾びれがオレンジ色に染まると大変きれいなのだ。

돌고기(トルコギ 和名ムギツク Pungtungia herzi)
돌고기(トルコギ 和名ムギツク Pungtungia herzi)。夏場は大きくても黄色と黒の色鮮やかな個体が見られたのだが、水温が下がっていくと、この通り体色もくすんでいくような気がする。

쉬리(シュイリ 和名ヤガタムギツク シュリ Coreoleuciscus splendidus)
オレンジ色のラインが入った쉬리(シュイリ 和名ヤガタムギツク シュリ Coreoleuciscus splendidus)。これはでかい。シュリにしては大物だ。

배가사리(ベガサリ 和名ホタテコブクロカマツカ Microphysogobio longidorsalis)
배가사리(ベガサリ 和名ホタテコブクロカマツカ Microphysogobio longidorsalis)。これはコブクロカマツカ属といって、カマツカ亜科の小型種に分類される魚種なのだが、その小型種の中でもこいつは大きくて、13センチくらいまで普通に成長する。ゼゼラやツチフキをよくご覧になっている方が韓国に来られて배가사리を見たら、きっとびっくりするよ。
だがしかし、この個体はでかい。14センチくらいある。写真に収めなかったのだが、この時は最高で15センチの巨大배가사리がとれた。冬の季節は배가사리がよくとれたりするのだけど、大物の배가사리が10匹ほどとれた。お持ち帰りにして飼育しようと思ったのだけど、うちの怪獣が部屋に侵入してエアレーションのチューブを引き抜いたらしく、わしが翌日仕事から帰ったらトリートメント中のこいつらがすべて★になっていた。最近ちゃんと言うことを聞いていると思ったらどうしてこういう時だけやってくれるかなうちの怪獣は。ちぇっ。
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コメント

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No title

こんばんは
家の前ですか、身近に素敵な場所があっていいですね~
私は東京在中なもんで、徒歩・自転車の範囲内ではこのような素敵な場所はないですね~
こちらと同じようなのはムギツクぐらいですかね~後はそちらに行かないと見れないですね~。
アカザがいる所を見ると中上流域になるんでしょうか?!

3タイプいるのですか?!韓国の図鑑を所持しているのですが、1種類しか乗っていないですね。
ファンとしては、ヨシノボリのサイドがとっても気になります(笑)

でかいホタテコブクロですね。カマツカよりツチフキ似た感じですかね。
鰭の赤みが気になりますね~婚姻色が出たらとっても綺麗になりそうですね。

今日も貴重な画像をありがとうございます。
うれしいです。韓国遠征の際は、必ずお声をおかけします。韓国の冬は厳しいと聞いていますので、来年の春から秋のどこかで行きたいなとは思ってはいます。

Re: No title

アヤヨシ様
コメントありがとうございます。

> アカザがいる所を見ると中上流域になるんでしょうか?!

そうですね。河川としては中流域になるかと思います。アカザは渓流にも生息していますので侮れないですね。

韓国のヨシノボリは、こんな感じに種群が分かれているようです。

Aタイプ:頬の部分に特に模様なし。全国に普通に生息。もっとも個体数が多い。
Bタイプ:頬の部分に複雑な縞模様が入る。腹が青色を呈する。海岸沿いや島に生息。
Cタイプ:頬の部分にコバルト色の蛍光斑点が入る。体色が暗い色。済州島の一部河川と韓半島の日本海側に注ぐ一部河川に生息。


> でかいホタテコブクロですね。カマツカよりツチフキ似た感じですかね。
> 鰭の赤みが気になりますね~婚姻色が出たらとっても綺麗になりそうですね。

この大きさは自分も本当にびっくりしました。
変な書き方かもしれませんが、「佃煮サイズ」「丸揚げサイズ」とかといった分け方をしますと、「天ぷらサイズ」でいけるのではないかと思うほどのサイズです。

こんにちは

アキミツさま

いやぁ~立派なホタテコブクロカマツカですねぇ~.
写真からでもそのでかさが充分よく分かります.

カマツカ亜科といえば,この前から時間があるときにMicrophysogobio amurensis という北方系のコブクロカマツカのミトゲノム配列を解析しています.amurensisだけあってアムールにいるのでしょうが,DNAだけが送られてきたので実物はありません(泣)

やっぱり,場所が近いほど近縁みたいで,台湾やベトナムの彼らよりもムナイタカマツカに近い位置に出そうです.

Re: こんにちは

らいあます様
コメント有難うございます。

Microphysogobio amurensisですか。英語や中国語での名前が検索で出てきますね。それを直訳すると和名が「アムールズナガコブクロカマツカ」でありますか。
韓国や北朝鮮には生息しないことになっている魚のようですね。とすると、アムール川の中国側にある支流に生息する種でしょうか。「ズナガ」というからには、今回の写真にある배가사리(ベガサリ 和名ホタテコブクロカマツカ Microphysogobio longidorsalis)や돌마자(トルマジャ 和名ムナイタカマツカ Microphysogobio yaluensis)よりも모래주사(モレジュサ 和名コブクロカマツカ Microphysogobio koreensis)に系列が近いかもしれませんね。


アカミミ

やはりアカミミ、、、、、外来ですね
私の家の近くにある전주천でもみることができました。
アカミミだけではなくバス、ギル等はものすごい増えているように感じられます。
しかも釣り禁止になった전주천はますます増えていくんではないかなぁとちょっと心配です。
これに加えてカミツキガメやワニガメなど出た日には日本の二の舞になるんじゃないですかね、、、、

Re: アカミミ

sazanami様コメント有難うございます。

> やはりアカミミ、、、、、外来ですね
> 私の家の近くにある전주천でもみることができました。
> アカミミだけではなくバス、ギル等はものすごい増えているように感じられます。

全州川でもやはり見られるのですね。全州はこちらより都会ですからね。
師匠の話によると、全州川はバスギルが増えてカネヒラが減ってきているとのこと。
自分も全州川でギルを採集していますので、内容ピンと来ます。
本当に外来生物に関する問題は一筋縄ではいきませんね。
プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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