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実は前に1回来た事のある洪川江支流夜ガサガサ

とある仕事が遅くなった帰りの事。

今日はどの川へ行こうか……遠出はしたくないし、近場でちょっと良さそうなところはないかと考えていたら、홍천강(ホンチョンガン 洪川江)のとある支流が頭に浮かんだ。そこは職場から15分以内で行ける場所にあり、以前行った事のある川だった。
以前行った際の様子は旧日韓ちゃんぽんに書いたことがあるが、その時に印象に残っているのは、橋の下のコンクリートにムカデがいっぱいへばりついていた事と、(当時は)同定不可能なタナゴがいっぱいいたことだった。

あれから5年。それまでに2・3回同じ場所をチャレンジしようとした事があったけど、河川工事の真っ最中だったり、河川工事が終わって川の状況が悲惨の一言で終わってしまう状態だったため、断念していた。しかし今回は生態系がそこそこ回復しているのではないかと思い、その川に行ってみる事にしたのだ。
それと、当時납자루(ナプジャールー 和名ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolatus → Tanakia lanceolata)と思われた同定不可能タナゴは状況的に見て줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)であっただろうと思われ、今回はその検証も兼ねてみることにした。

5年前は橋の下流側に降りられる場所があったが、今回はそれもなくなっていたので、橋の上流側から降りられるポイントを探して川へ降りた。

 
 
まあ、はっきり言ってしまうと5年前とはまったく別物の川となってしまっていた。確か橋の下からわずか5メートルほど上流側に深いところがあって、そこにタナゴが群れていた記憶があるのだが、そんな深場はなくなっていて、橋の下でも深いところはひざ上程度。早瀬もあることはあるが、全体的に流れる水の量が少なく、普通の長靴で足りてしまうほどの深さの場所が殆どだった。

さて、水深5センチもない石がゴロゴロした場所でなにやら魚が群れている。どうやらタナゴのようだ。こんなタナゴ釣り師泣かせの状況で群れているタナゴといえば、もうアレしか思い浮かばん。

줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)
やっぱり줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)だった。5年前と同様に体のラインが色あせているが、5年間のスキルを積んだ今のわしにはダマされないぞ。
しかしこの状況は、タナゴ釣り師泣かせであると同時にサデ網使い泣かせでもある。だって網が水に浸かりきらないんだもの。そりゃパワーショベルみたいに周りの石ごとガガガーッと網に入れてしまうのであれば採集が可能だろうけど、そんなことをしたら石を取るのが大変だし網も破れてしまうし、第一タナゴたちの損傷が果てしないだろう。この状況で大活躍するのはエビタモの二刀流のはずだ。でもわしエビタモ持ってないし。エビタモって今日本でもすごく貴重だと言うし。

だんだん面倒くさくなってきたので、もうちょっとまともにガサガサができる早瀬のほうへ。

꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)
꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)。水が少なくてもいるもんだな。

쉬리(シュイリ 和名ヤガタムギツク シュリ Coreoleuciscus splendidus)
쉬리(シュイリ 和名ヤガタムギツク シュリ Coreoleuciscus splendidus)。早瀬といえばこいつが出てこなきゃ。

20130907222046.jpg
배가사리(ベガサリ 和名ホタテコブクロカマツカ Microphysogobio longidorsalis)に돌고기(トルコギ 和名ムギツク Pungtungia herzi)。ともに石の下から現れる魚だ。もっとも배가사리なんかは夜に石と石との間の砂底にぼーっとしている事も多いが。

얼룩동사리(オルルクドンサリ 和名セマダラドンコ Odontobutis interrupta)
얼룩동사리(オルルクドンサリ 和名セマダラドンコ Odontobutis interrupta)。こいつは普通、抽水植物の茂った砂底や泥底にいるものだが、なぜか早瀬の石の下から出てきた。住みやすい場所を探して旅する最中だったのかも。


배가사리(ベガサリ 和名ホタテコブクロカマツカ Microphysogobio longidorsalis)と꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)と눈동자개(ヌンドンジャゲェ 和名クロギギ Pseudobagrus koreanus)が一つの石の下から出てきた。
そういえば、눈동자개が肉食魚として優占種な地域ってのは見たことがないな。増水の後、とある石の下に数匹群れているのを見たくらいか。

새코미꾸리(セコミックリ 和名ハナジロドジョウ Koreocobitis rotundicaudata)
새코미꾸리(セコミックリ 和名ハナジロドジョウ Koreocobitis rotundicaudata)。何故だろう。今年はこいつの遭遇率が低い気がするぞ。もしかして個体数が減ってきているのかな?


上流のほうに堰を発見。こんなところに堰があったのか。かなり高い堰にも関わらず魚道なし。これは増水時に登れない魚が相当いるかも。
そして、堰の下は砂底になっていた。一番深いところで鳩尾程度。さすがにこの深さではガサガサに支障が出るので、堰の周りのできる範囲の砂底をあたってみた。

줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)
줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)。水深5センチもない場所にいた奴等に比べて、ここにいる個体は成熟している個体ばかり。青いラインが見えるばかりか、尻びれに白までしっかり入っている。
ここまで납자루(ナプジャールー 和名ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolatus → Tanakia lanceolata)はまったく採集せず。というかとれるタナゴはみんな줄납자루ばかり。
やはり当時납자루と思われたタナゴは줄납자루だったのだろう。これで今回の目的は果たせたも同然。

돌마자(トルマジャ 和名ムナイタカマツカ Microphysogobio yaluensis)
돌마자(トルマジャ 和名ムナイタカマツカ Microphysogobio yaluensis)。背びれの形が扇形ではなく三角形なので돌마자だ。

꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)
꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)。うほっ。ビッグサイズですな。これだったらおかずとして十分使えるな。ここの深みではこのサイズを5匹ほどゲット。

동사리(ドンサリ 和名コウライドンコ Odontobutis platycephala)
堰のすぐ下の早瀬で동사리(ドンサリ 和名コウライドンコ Odontobutis platycephala)をゲット。何度か書いているが、얼룩동사리は止水域を好むのに対し、동사리は流れのあるところを好む。


퉁가리(トゥンガリ 和名コウライアカザ Liobagrus andersoni)に피라미(ピラミ 和名オイカワ Zacco platypus)。フラッシュのせいでオイカワらしからぬ色合いになっているけどオイカワだ。
퉁가리は採集対象外。毒を出して他の魚に害を与えるからな。でもメウンタンの具にすると肉に甘みがあってすごく旨いんだよなぁ。

미유기(ミユギ 和名コウライヤナギナマズ Silurus microdorsalis)
と、ここでなーんと미유기(ミユギ 和名コウライヤナギナマズ Silurus microdorsalis)をゲット。
うひょー、なんというタナボタ。
これはもしかしたらこの川の上流に미유기がいっぱいいるかもしれないぞ。

참마자(チャムマジャ 和名ズナガニゴイ Hemibarbus longirostris)
そして참마자(チャムマジャ 和名ズナガニゴイ Hemibarbus longirostris)をようやくゲット。「ようやく」というのは、참마자という魚は眼には見えてても網にかけるのが本当難しい。この状況で網にかからないなんてことはないだろう、と思う状況にて網をスルーされることがよくある。


採集できずにいらいらしていた참마자をゲットできたところで、気分良くガサガサ終了。それにしてもこの川、1匹だけとは言え、미유기がこんな場所でとれてしまうだなんて、ちょっと上流のほうがどういうことになっているか、行ってみる価値がありそうだぞ。
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tag : 洪川江

コメント

非公開コメント

No title

홍천川のとある支流ですと추곡川でしょうか。他に가정川とか미사川とかが在りますね。
勇猛果敢なタナゴ釣り師は、水深5㎝以下でもタナゴが泳いでいるのなら十分釣りになりますです。はい。
それにしても初夏の추곡川チョウセンイチモンジ天国での釣行が夢のようです。

No title

アキミツさま

ご無沙汰しております。
日本への帰国の際は、お会いできず、本当に残念でした。

職場の近くにこういう場所があるなんて、本当にうらやましいです。

チョウセンイチモンジ、最高ですね。

Re: No title

井上様
コメント有難うございます。
ヨーロッパ遠征は成果があると良いですね。

> 홍천川のとある支流ですと추곡川でしょうか。他に가정川とか미사川とかが在りますね。

추곡천や가정천ではありません。まぁ近いですが。


> 勇猛果敢なタナゴ釣り師は、水深5㎝以下でもタナゴが泳いでいるのなら十分釣りになりますです。はい。

문호천を憶えていらっしゃるかと思いますが、状況はあんな感じです。
この水深でどうやってタナゴを釣るか、しかと拝見したいところです……。


> それにしても初夏の추곡川チョウセンイチモンジ天国での釣行が夢のようです。

こちらこそ、鮎づくしの数々をいただいて、本当に夢のようでした。
가시납지리にチャレンジされる際は、是非お供させてください。

Re: No title

らいあます様
コメント有難うございます。

> ご無沙汰しております。
> 日本への帰国の際は、お会いできず、本当に残念でした。

我々の帰郷の前日に、台風が日本列島を通り過ぎていきましたね。
その際、三重のほうで大雨の被害が出ているというニュースを見て、らいあます様大丈夫だろうかと心配しました。
メールで「会えない代わりに何か送る」と申し上げておいていまだにお送りする事ができていませんね。申し訳ございません。ちょっとトホホな事情が生じてしまいまして……その辺は次のブログ記事にでも書こうかと思っております。

> 職場の近くにこういう場所があるなんて、本当にうらやましいです。

それだけ田舎に住んでいるということで。^^;;
職場から家に帰るよりも近い場所ですが、今回の場所は峠をひとつ越えておりますです。

No title

アキミツさま

>我々の帰郷の前日に、台風が日本列島を通り過ぎていきましたね。
>その際、三重のほうで大雨の被害が出ているというニュースを見て、らいあます様大丈夫だろうかと心配しました。
>メールで「会えない代わりに何か送る」と申し上げておいていまだにお送りする事ができていませんね。申し訳ございません。ちょっとトホホな事情が生じてしまいまして……その辺は次のブログ記事にでも書こうかと思っております。

なんとか、問題なく過ごしました(笑)
今もまた台風接近中で、外はどしゃぶりです。
今日は、博物館なので通勤が15分ほどで助かりますが、それでもずぶぬれです(・・・朝早く目が覚めて、もう、出勤してしまいました)。
遠方に出勤の場合は大変だろうなぁと、今日は柏での勤務でなくてよかったとつくづく思います。

それより、後半の「トホホな事情」ですか・・・気になりますね。大変なめに合われたのですか?
「会えない代わりに何か送る」の件はお気になさらず!




No title

こんばんは

チョウセンイチモンジはゴロゴロ石環境にいるのですか?!
伊達に流線型していませネ。
以前タビラ類を、アカザもいるようなゴロゴロ石環境で採集した事があります。
チョウセンイチモンジは、タビラ類に近い仲間なんですかね?

コウライオヤニラミにヤナギナマズまで採集できるとは、この場所にも行って見たい!
エビタモは最近扱うお店が減っていますね。
私は、見つけた時にまとめ買いして使ってますよ。

Re: No title

アヤヨシ様
コメント有難うございます。

> 以前タビラ類を、アカザもいるようなゴロゴロ石環境で採集した事があります。
> チョウセンイチモンジは、タビラ類に近い仲間なんですかね?

はい、タビラ類に非常に近いと思われます。実際、えらぶた上後方に暗点(いわゆるタビラ斑)がありますし。


> コウライオヤニラミにヤナギナマズまで採集できるとは、この場所にも行って見たい!

この川ですが、実は続きのレポートを用意しております。
探索はまだ不十分なのですが、自分にとっては驚くべき結果が出てきつつありますのでいずれお知らせしましょう。

> エビタモは最近扱うお店が減っていますね。
> 私は、見つけた時にまとめ買いして使ってますよ。

エビタモ欲しいのですが、入手は夢のまた夢と化しつつありますです。とほほ……。
プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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