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パシフィカ!!

前回の続き。

雪解け増水中の川を後にして、次の候補地へ向かったわし。
しかし、そこも雪解け増水していて枯れた葦原を水が駆け抜けている状態。網を入れたら버들치(ボドゥルチ 和名コウライタカハヤ Rhynchocypris oxycephalus)あたりの魚がとれはしたものの、やってられなくてそうそうに撤退。

そして次にたどりついた場所はこちら。


いろいろゴミが浮いているけど気にしないでいただきたい。ちなみに奥に見えている橋より先は海。
こんなところにはアレが住んでいる。江原道の日本海側に来たら会いたくなるアレだ。
実際、川の上からワラワラと動くたくさんのアレを目視で確認できた。


잔가시고기(ジャンガシゴギ 和名ミナミトミヨ 南富魚 Pungitius kaibarae)
そう、アレとはこれ。잔가시고기(ジャンガシゴギ 和名ミナミトミヨ 南富魚 Pungitius kaibarae)でありまする。

ミナミトミヨといえば、日本で絶滅したと思われるトゲウオなわけだが、日本にいた種と韓国にいる種とは別種だという論文があるらしい。しかしながら現状では、DNA解析ができないとか日韓の両方で研究が進まないとかで、kaibaraeは結局この魚につけられたままになっているらしいがよく分からん。
ちなみに韓国の잔가시고기はおおよそ2つのタイプがいるようで、この写真のように北のほうはトゲが8~9個で黒く、腹びれが白っぽい。南のほうはトゲが7~8個で青く、腹びれが青い。
잔가시고기はかつて絶滅危惧種に指定されていたが、2013年に絶滅危惧種から指定が外れた。

가시고기(ガシゴギ 和名トミヨ 富魚 Pungitius sinensis sinensis)
잔가시고기よりは少ないが、가시고기(ガシゴギ 和名トミヨ 富魚 Pungitius sinensis sinensis)もいる。こちらはトゲが透明なので韓国ではすぐに区別がつく。
でもfishbaseのほうを見ると、なんだか자기고기も잔가시고기もPungitius sinensisということにされているなぁ……。論文検索できないのでよく分かりません。
가시고기は絶滅危惧2種指定。

꾹저구(ッグクジョグー 和名ウキゴリ Chaenogobius urotaenia)
꾹저구(ッグクジョグー 和名ウキゴリ Chaenogobius urotaenia)。このへんのウキゴリは海と川とを行ったり来たりしやすそうだな。

いやぁもう잔가시고기が多くて、タナゴでもいないかと思ったけれどもやっぱりとれてくるのは잔가시고기ばかり。そこで上流のほうへと移動してみた。ここもやはり雪解け増水していたが、それまでに行った川ほどではなかったので移動は難しくなかった。


そして砂地が現れたこの辺り!

북방종개(ブクバンジョンゲェ 北方條鰍 和名キタシマドジョウ Cobitis pacifica → Iksookimia pacifica)
パシフィカキタ━━ヽ(゚ω゚)ノ━━!!
スクラップド・プリンセスではなくて、北方條鰍のことでした。
북방종개(ブクバンジョンゲェ 北方條鰍 和名キタシマドジョウ Cobitis pacifica → Iksookimia pacifica)はまだ砂の中に潜ったままで、この季節はとれないと思い込んでいたところだったので、出会えて実に嬉しい。
このハートマークがいっぱい並んだ模様がパシフィカのチャームポイントだ。そして、長い。韓国に生息するCobitisやIksookimia(いわゆるシマドジョウ)の中では最大種と言われているが、本当にそうかもしれない。

북방종개(ブクバンジョンゲェ 北方條鰍 和名キタシマドジョウ Cobitis pacifica → Iksookimia pacifica)
북방종개の去年生まれたと思われる個体も採集できた。模様が曖昧。

북방종개(ブクバンジョンゲェ 北方條鰍 和名キタシマドジョウ Cobitis pacifica → Iksookimia pacifica)
一昨年生まれたと思われる個体も採集できた。こちらは胸びれを見るにオスだな。今年から繁殖活動が行えるのではないかと思うが、ちゃんとハートマークが並んでいる。


続く。
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tag : 嶺東水系

コメント

非公開コメント

No title

スバラシイデス!!!
この体側の模様はいいですねぇ。
そして大きいのですね。
それにしても美しいドジョウです。
いつか見てみたいです。

Re: No title

おいかわ丸様
コメント有難うございます。

> それにしても美しいドジョウです。
> いつか見てみたいです。

ぜひ見においでください!
きれいな個体は、本当にすべての模様がきれいなハートマークになるそうですよ。
繁殖期のオスのスジシマ模様がどうなるのかも、ちょっと気になります。
プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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