久々の近場夜ガサガサ

昨年、大先輩の井上さんと一緒に서천(ソチョン 舒川)でガサガサしたときに、採集できた魚の一部をお持ち帰りしたのだが、その際に「青いはずのラインがすっかり色あせてしまっているものがいた。」と書いた

それらをずっと飼っていて、一冬越えてみたところ、それらの中に明らかに떡납줄갱이(ットクナプジュルゲンイ 和名カラゼニタナゴ Rhodeus notatus)とは異なる形態をもつ個体が現れだしてきた。
そう、「もしかしたら実は떡납줄갱이は2種類いました」なんてことを書いたが、本当に2種類採集していたのだ。

흰줄납줄개(フィンジュルナプジュルゲェ 和名タイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus ocellatus)
って흰줄납줄개(フィンジュルナプジュルゲェ 和名タイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus ocellatus)やん。
なんで見抜けなかったんかねぇ<わし。(ー_ー;)
まぁ当時すっかり色あせてたからなぁ。でも背びれの軟条数えれば떡납줄갱이じゃないってわかるやん。

いや、まぁそれはそうと、なかなかいい色になってきてますな。頭の上の緑に輝く光沢は、他の韓国タナゴにゃありませぬ。


大先輩と言えば、今回も例によって仕事が遅くなった帰りに川へ立ち寄った。
今回の場所は以前にも行ったことのある미원천(ミウォンチョン 美原川)のあそこ。これとかこことか、その他記事にもならないガサガサとかちょっと行ってみたりしたとか、まあ結構行っている場所ではあるのだが、実際川に入るのは半年以上のブランクがあるのではないかと思う。

去年、この川のこの場所と小学校跡(ちょっとだけ下流にあり、美原川では数少ない쉬리(シュイリ 和名ヤガタムギツク シュリ Coreoleuciscus splendidus)の生息場所がある)との間にオートキャンピング場がつくられた。たいした川でもないのに、こんなところにオートキャンピング場なんかつくって人が来るのかと思いきや、今回通ってみたら意外とテントが立ち並んでいて、韓国のアウトドアの人気を再確認した次第。まぁ韓国の男性は軍隊生活でテント設営とか山歩きとかさせられるからねぇ。

まぁそれはともかく、韓半島中部地方は春は雨の降る日が少なく、川も雪解け増水が終わったらどんどん水かさが少なくなっていく。今回行った場所もその例外ではなく、ガサガサする立場としては大変やりやすい状況だった。通常なら深くて侵入できないところにも行く事ができるからな。


採集できた魚を順不同に並べてみる事にしよう。

꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)
꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)。底が深く岸が崖になっているところで採集。うほっ、これはかなりキテるサイズだな。これなら十分おかずになるのではないか。

꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)
꺽지の冬越しした2年目坊主。今ならだいたいこのくらいの大きさ。

참갈겨니(チャムカルギョニ 和名不明 カワムツの新種 チョウセンカワムツ? Zacco koreanus → Nipponocypris koreanus)
참갈겨니(チャムカルギョニ 和名不明 カワムツの新種 チョウセンカワムツ? Zacco koreanus → Nipponocypris koreanus)。ここは当然HKタイプとなる。참갈겨니のタイプについてはこの辺を参照してくだされ。

참마자(チャムマジャ 和名ズナガニゴイ Hemibarbus longirostris)
참마자(チャムマジャ 和名ズナガニゴイ Hemibarbus longirostris)。こいつも小さいのから大きいのまでいたが、総じて網に入りにくい。
こいつは我が家のデルヘッジ様への貢物としてお持ち帰りしたのだけど、そしたらデルヘッジ様と同居中の星なし(体にスポットが出ない:要するに漢江水系産ではない)のダークフォース꺽지様がこともあろうにバクッとひと呑み。大きさはこの記事の上に出ている꺽지よりちょっとだけ大きいのだけど、この참마자結構大きいんだぜ?ダークフォース꺽지様の胃袋には収まりきれないと思って、もうちょっと小さな참갈겨니をちゃんと用意していたのに、なんてこったい強引に胃袋に収めやがったですよ。

모래무지(モレムジ 和名カマツカ Pseudogobio esocinus)
모래무지(モレムジ 和名カマツカ Pseudogobio esocinus)。こいつがいると安心する。

他に참종개(チャムジョンゲェ 和名コウライシマドジョウ チョウセントゲドジョウ? Iksookimia koreensis)なんかもとれたけど、今回撮影用水槽を忘れてきたのでドジョウは撮影面倒だからパス。


さて、実はこの場所には井上さん命名「タナゴの神様」がいらっしゃるのだ。
去年は残念ながら雪解け増水で出会えなかったけど、今年はどうかなと思い、深いところでガサガサやってみるも一向に網に入らず。これはもしかして残念な結果になるのか?と思いきや、なんと上流の砂と泥の混じった浅いところにかなりの個体数がいるのを発見。

묵납자루(ムンナプジャールー 和名チョウセンボテ Acheilognathus signifer → Tanakia signifer)
おお神様、無事生き延びておいででしたか。産卵管も伸びて、そろそろ恋のシーズンですな。

でも夜中ぶらぶらしている個体はことごとくメス。なんてこったい。立派なオスはどこへ行ってしまったのか。深く安全なところでじっとしているのだろうか。

묵납자루(ムンナプジャールー 和名チョウセンボテ Acheilognathus signifer → Tanakia signifer)
かろうじて片手で数える程度のオスの若者に出会う事ができた。鼻の頭のところにできた白いプツプツがヒゲのようでもある。

묵납자루(ムンナプジャールー 和名チョウセンボテ Acheilognathus signifer → Tanakia signifer)
去年生まれ冬越ししたチビッ子もいた。これでここの묵납자루(ムンナプジャールー 和名チョウセンボテ Acheilognathus signifer → Tanakia signifer)も安泰だな。願わくばもっと個体数が増えてほしいところだが。

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アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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