大先輩&達人と百済方面ガサガサ その2 達人の館で撮影タイム

前回の続き。

食事後は보령민물생태관(ボーリョンミンムルセンテェグァン 保寧淡水生態館)、いわゆる達人の館へと向かった。
実は夕食のとき、達人の奥様はいらっしゃらなかった。奥様は保寧の市内で御用事があり、帰りがけに奥様をお迎えに行く事になっていた。我々の食事が思いのほか早く終わったため、待ち合わせの時間まで時間があるため、海水浴場を見に行ってたりしたわけである。

奥様をお迎えに行く途中に、추어탕(チュオタン 鰍魚湯 ドジョウ汁)の店があった。そこには、「養殖ドジョウではなく、조성장先生がとった天然ドジョウを使用しています」という看板が。盛り上がる井上さんとわし。夜じゃなかったら写真を撮りたかった。次に保寧に来た時にはここで食事をしなければならないねーなんて会話をしていたら、奥様との待ち合わせ場所はその店のすぐ近くだった。

奥様をお迎えして、達人の館へ。
我々が着いたらすでに今回採集された魚たちは種ごとに分類されていた。
そこでわしは早速撮影タイム。

버들붕어(ボドゥルブンオ 和名チョウセンブナ Macropodus ocellatus)
버들붕어(ボドゥルブンオ 和名チョウセンブナ Macropodus ocellatus)。いやぁいいねぇ。美しいねぇ。一年中この発色だったら熱帯魚として十分通じたのに。

큰납지리(クンナプジーリー 和名オオタナゴ Acanthorhodeus macropterus)
큰납지리(クンナプジーリー 和名オオタナゴ Acanthorhodeus macropterus)。唯一婚姻色が残っていたオス。これまたしぶい。というかこの個体死にそう。

큰납지리(クンナプジーリー 和名オオタナゴ Acanthorhodeus macropterus)
큰납지리(クンナプジーリー 和名オオタナゴ Acanthorhodeus macropterus)。他のオスはこんな感じ。タビラ斑がしっかり存在する。

큰납지리(クンナプジーリー 和名オオタナゴ Acanthorhodeus macropterus)
큰납지리(クンナプジーリー 和名オオタナゴ Acanthorhodeus macropterus)のメス。産卵管が長いね。
オオタナゴは日本にも外来種として入っているから、あまり面白みがないかもしれないけれど、こちらは在来種とはいえ行くところに行かないと会えない種。가시납지리(ガシナプジーリー 和名チョウセントゲタナゴ コウガイタナゴ Acanthorhodeus gracilis → Acheilognathus chankaensis)と同様、広く分布していると言われているけれど、本当に広く分布しているのか疑問の種だ。

가시납지리(ガシナプジーリー 和名チョウセントゲタナゴ コウガイタナゴ Acanthorhodeus gracilis → Acheilognathus chankaensis)
こちらは가시납지리(ガシナプジーリー 和名チョウセントゲタナゴ コウガイタナゴ Acanthorhodeus gracilis → Acheilognathus chankaensis)。큰납지리は尻びれの先端が白いが、가시납지리は黒い。

납지리(ナプジーリー 和名カネヒラ Acheilognathus rhombeus)
납지리(ナプジーリー 和名カネヒラ Acheilognathus rhombeus)。あれー達人いつの間に捕まえてたの?網を持って徹底的にガサガサして置けばよかったかと痛感。
それはそうと、体高が高いなぁ。こちらは産卵期が秋であるためか、婚姻色のかけらもないな。

흰줄납줄개(フィンジュルナプジュルゲェ 和名タイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus ocellatus)
흰줄납줄개(フィンジュルナプジュルゲェ 和名タイリクバラタナゴ Rhodeus ocellatus ocellatus)。入れていた器のせいでバラ色は色あせてしまったけれど、この頭の後ろの光沢はすごいの一言。バラ色がしっかり出ているときに写真を撮りたかった。

각시붕어(カクシブンオ 和名ウエキゼニタナゴ カラバラタナゴ Rhodeus uyekii → Rhodeus sinensis)
각시붕어(カクシブンオ 和名ウエキゼニタナゴ カラバラタナゴ Rhodeus uyekii → Rhodeus sinensis)。やはり美しいタナゴだ。井上さんが釣ったときには、オスの腹の下が婚姻色で黒くなっていた。

떡납줄갱이(ットクナプジュルゲンイ 和名カラゼニタナゴ Rhodeus notatus)
떡납줄갱이(ットクナプジュルゲンイ 和名カラゼニタナゴ Rhodeus notatus)。これも良いタナゴだ。飼育すれば他の魚とけんかしない。なんでも今回、師匠が学会発表したのがこれだそうで。論文内容がしっかり公表されれば、師匠の許可をいただいてここでも紹介できればと思う。

납자루(ナプジャールー 和名ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolatus → Tanakia lanceolata)とかも分類されていたけど、いつも見ているから割愛。こうしてみると、特定の場所にしかいないタナゴを除いて、平野のタナゴはひととおり採集できていたようだ。
あ、청양(チョンヤン 青陽)から保寧に戻る際に、この時の採集場所の上を通過したから、やろうと思えば한강납줄개(ハンガンナプジュルゲェ 漢江납줄개 和名ニセヨーロッパタナゴ Rhodeus pseudosericeus)までチャレンジできていたのだなぁ。


왜몰개(ウェーモルゲェ 和名ヒナモロコ Aphyocypris chinensis)
왜몰개(ウェーモルゲェ 和名ヒナモロコ Aphyocypris chinensis)。この時期、ヒナモロコってキンキラキンになるよね。実に良い感じだ。だが、大きさだけならわしがこのときにとってお持ち帰りした個体のほうが大きくなってるぞ。


さて、達人の館は行くたびに面白いものがいたりする。今回わしが注目したのはこちら。


참가재(チャムガジェ 和名チョウセンザリガニ Cambaroides similis)と思われるザリガニが大量。うひょー一体何匹いるんだか。渓谷の行くところに行けばいっぱいいるらしいけど、大きな網で一気にとれるものではないはずだぞこれ。
達人に聞いたら、これで1000匹いるとのこと。で、これらのザリガニ、バス便(韓国では、高速路線バスに人一人分の乗車料を払えばターミナルまで荷物を載せていってくれるのだ)でソウルに送られるそう。その行き先は、なんと청와대(チョンワデェ 青瓦台 大統領官邸)だって! 最近、人工の渓谷をつくったので、そこに放流するらしい。

뱀장어(ペムジャンオ 뱀(蛇)長魚 和名ニホンウナギ 日本鰻 Anguilla japonica)
뱀장어(ペムジャンオ 뱀(蛇)長魚 和名ニホンウナギ 日本鰻 Anguilla japonica)の幼魚。これまたいっぱい。これも達人の本業だからな。


さて、わしが「うはー」とか「おひょー」とか叫びつつ写真を撮っている間、井上さんは達人と談笑。そこで、翌日井上さんとわしが攻略する予定(達人は翌日からまた調査に出かけられる)の웅천천(ウンチョンチョン 熊川川)について、いろいろ情報を聞き出していた。そして、ポイントを3箇所ほどに絞り込んでいた。

続く!
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アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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