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洪川江支流夜ガサガサ

先日、仕事が遅くなった帰りに川へ行ってきた。
場所は홍천강(ホンチョンガン 洪川江)の支流で양덕원천(ヤンドグォンチョン 陽徳院川)という川。この川は前から気になっていた川なのだけど、行く機会がなかった。홍천(ホンチョン 洪川)まで高速道路で行ってから国道を走るにしても、양평(ヤンピョン 楊平)から国道を走るにしても、洪川江沿いの道を行くにしても、時間がかかりすぎると思っていたから。それでも行ってみたいと思っていた理由があるのだけど、今回行ってみて、結論としては「もし本気でやるなら、それこそこの川の隅から隅までねり歩かねばならないな」という思いに至った。

まぁその理由というのは、もし目標が達成したら話せるかな、というもので、現段階ではとてもそんなものじゃない。

ともかく、今回が第1回目ということで、ひとまずどんな川か行ってみようと思い立った。

行くルートは結局行きも帰りも高速道路で洪川まで行くことになった。民間資本の高速道路と国営の高速道路を乗り継ぐので、距離にしては料金高めなところが痛い。
最初の候補地は양덕원천の中流域で、町のあるところよりも上流側だったのだが、犬に吠えられてうるさいので撤退。そしてついたところが町のあるところよりもちょっと下流。


川は非常に高い堰で分離されていた。横に農業用の水路があり、魚が泳いでいたが、泳ぎの得意な魚しかこの水路は上れないと思われる。衛星写真を見ると、この川にはいくつもの堰があるのがわかる。この堰ごとに生態系が分離されている可能性があると思った。
今回はこの堰の下側でガサガサを行った。
堰の真下は非常に深くなっており、ウェーダーでは侵入不可。피라미(ピラミ 和名オイカワ Zacco platypus)などの魚の良く育ったのがたくさん泳いでいるのが目視できた。堰から橋までの間は、これは堰の下側にはよくあることだが大きな石が転がっていて、魚の隠れ家には良いが網を入れるにはやりにくい場所となっている。そしてそこには大量の큰빗이끼벌레(クンビッイッキボルレ 和名オオマリコケムシ Pectinatella magnifica)が。なんともがっかり。どうしてこんなところまで繁殖しているんだろう。鳥が狩場を転々とすることによって鳥の羽についた休芽がばらまかれているのか……。
一方、写真の奥側のほうには砂底があり、川の水は主にそちらのほうに流れて、一度橋の下で止水域をつくってから、抽水植物でぼうぼうになったところに流れていく。
その一部では、石垣で作られた高低差によりちょっと酸素供給ができるようになっていて、その先は少々開けており、深さはそこそこ深く、泥底っぽい感じで、周りは抽水植物の藪になっているという、なんかこの辺で見たような地形になっていた。そしたら……

동자개(ドンジャゲェ 和名コウライギギ Pseudobagrus fulvidraco)
동자개(ドンジャゲェ 和名コウライギギ Pseudobagrus fulvidraco)! 小さいけど동자개がとれたよ! こいつは嬉しいなぁ。

눈동자개(ヌンドンジャゲェ 和名クロギギ Pseudobagrus koreanus)
続いて눈동자개(ヌンドンジャゲェ 和名クロギギ Pseudobagrus koreanus)がいっぱい。この場所で1回網を入れたら1匹は入ってくる。やはりこの地形はギバチたちが好む地形だということか。
それにしても、ギギたちの撮影は毎度一苦労。止まってくれないし。

移動しながら止水域へと入っていく。

붕어(ブンオ 鮒魚 和名フナ Carassius auratus)
붕어(ブンオ 鮒魚 和名フナ Carassius auratus)。まぁ、いるだろうね。大きさからするに、今年生まれた個体だろうね。

긴몰개(ギンモルゲェ 和名ホソモロコ Squalidus gracilis majimae)
긴몰개(ギンモルゲェ 和名ホソモロコ Squalidus gracilis majimae)。出会えそうで出会えなかったり、出会えなそうで出会えたりする魚、というのがわしのこいつに対する印象。

참붕어(チャムブンオ 和名モツゴ Pseudorasbora parva)
참붕어(チャムブンオ 和名モツゴ Pseudorasbora parva)。
実はこの川、今回の採集地点から洪川江に合流するまでに、いくつかの渓流ともいえるような早瀬が存在する。堰も存在する。そんな中で平野の止水域や水路に住むモツゴがここで現れるというのは、モツゴもなかなか侮れないものだな。

줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)
そしてタナゴがいないわけがない。ここにいたのは、줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)。これは明らかに今年生まれた個体だな。

줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)
上のよりもうちょっと大きい줄납자루の個体。

줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)
さらに大きい줄납자루の個体。去年生まれた個体だろうな。

줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)
そして、うほっ、こりゃ立派な줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)のオスだな。もうちょっと水温が下がれば、もっと綺麗だったかも。それにしてもこの個体は体高が高いなぁ。

돌마자(トルマジャ 和名ムナイタカマツカ Microphysogobio yaluensis)
砂底では돌마자(トルマジャ 和名ムナイタカマツカ Microphysogobio yaluensis)がわしを歓迎してくれる。ただ逃げずにぼーっといるだけだけどな。

모래무지(モレムジ 和名カマツカ Pseudogobio esocinus)
砂底といえば、모래무지(モレムジ 和名カマツカ Pseudogobio esocinus)様を忘れてはいけないよな。カマツカ教団員として、キンキラキンに神々しい感じで撮影してみたぜ。

돌고기(トルコギ 和名ムギツク Pungtungia herzi)
場所を移動してだんだn堰の近くへ。石がごろごろして、さきほど書いた通り큰빗이끼벌레(クンビッイッキボルレ 和名オオマリコケムシ Pectinatella magnifica)がいっぱいでなんとも残念な感じ。魚もなんというか残念な돌고기(トルコギ 和名ムギツク Pungtungia herzi)とかが取れだすのだが。

꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)
それでもまぁ、꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)がこんな良い成長っぷりの姿を見せてくれると、ちょっとやる気になるな。

ちょっとだけやる気が出たところで、족대(ジョクデェ 大陸式のサデ網)を水に沈めて広げ、そこをライトで照らし、微動だにせずに待つという方法で、堰の直下にいるでかい魚をとってみた。
すると、やってくるやってくる。Zacco君たちが光に誘われてやってくるのだ。

피라미(ピラミ 和名オイカワ Zacco platypus)
まぁこんな感じで深みに足を入れずとも피라미(ピラミ 和名オイカワ Zacco platypus)をゲット。


피라미もわんさかとれたが、この場所ではもっとデカいのもとったぜ。さっきの体高の高い줄납자루が今回のメインゲストとなるかと思いきや、こっちがメインゲストとなっちまった。

끄리(ックリ 和名コウライハス Opsariichthys uncirostris amurensis)
体長25cmほどの끄리(ックリ 和名コウライハス Opsariichthys uncirostris amurensis)をゲット!! これで小骨が少なければ食卓のおかずになったのに。
それにしても、いけすの中ではドンスカ暴れに暴れまくっていたのに、わしが手に取って写真を撮りだしたら、なんだかヘナヘナというかメロメロというかそんな感じになって、リリースしても一度わしのもとに帰ってきてしまうような状態に。そんなにわしの手の体温が良かったのかね。

その他、ゲットはできなかったが、메기(メギ 和名ナマズ Silurus asotus)や참마자(チャムマジャ 和名ズナガニゴイ Hemibarbus longirostris)の生息を確認した。いろんな種類の魚に出会えて、ひとまず満足。ただこの場所の下流も上流も、また違った魚が住んでいる可能性が十分あって、なかなか来にくい場所だが今後もこの川の調査ができればと思う。
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tag : 洪川江

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No title

양덕원천(陽徳院川)ですか、残業後のご出陣にしましては随分な遠征でお疲れ様です。
地図で見ますと、あの줄납자루(チョウセンイチモンジタナゴ)天国の추곡천とも홍천강(洪川江)を介して繋がってますね。
3枚目の줄납자루(チョウセンイチモンジタナゴ)君は見事な体高をなさってます。婚姻色は消えてますが追い星が歴戦の勇猛を語っていますね。 각시붕어(ウエキゼニタナゴ)君とかは見掛けませんでしたか。

Re: No title

井上様
コメント有難うございます。

> 양덕원천(陽徳院川)ですか、残業後のご出陣にしましては随分な遠征でお疲れ様です。
> 地図で見ますと、あの줄납자루(チョウセンイチモンジタナゴ)天国の추곡천とも홍천강(洪川江)を介して繋がってますね。

そうです。ともに洪川江の支流です。洪川江は本当にチョウセンイチモンジタナゴがたくさん生息しているようです。


> 3枚目の줄납자루(チョウセンイチモンジタナゴ)君は見事な体高をなさってます。婚姻色は消えてますが追い星が歴戦の勇猛を語っていますね。 각시붕어(ウエキゼニタナゴ)君とかは見掛けませんでしたか。

実を言いますと、自分もヒゲのないタナゴを探しておりました。
プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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