大先輩をお迎えしていつもの場所のプチ夜ガサガサ

先日、このブログでもたびたび紹介させていただいている井上さんが韓国に来られた。
今回はビジネスで来られたのだけど、そのビジネスの合間を縫って韓国のタナゴたちと御戯れになったご様子。夕食の席をご一緒させていただいて、そのときに聞いた話によると、旧ブログで「タナゴの神様」묵납자루(ムンナプジャールー 和名チョウセンボテ Acheilognathus signifer → Tanakia signifer)との出会いがあった、その川に行かれて、今回もまた楽しい出会いがあったとのこと。
20091011154755a.jpg
今回の様子がないので2009年10月当時の風景で御勘弁を。
 

 
その当時に釣れた묵납자루(ムンナプジャールー 和名チョウセンボテ Acheilognathus signifer → Tanakia signifer)は、本当にすばらしいとしか言いようがない発色だった。
묵납자루(ムンナプジャールー 和名チョウセンボテ Acheilognathus signifer → Tanakia signifer)
渋い。本当に渋い。ここまで渋い発色の묵납자루はこのとき以外にいまだ訪れませぬ。

それはともかく、井上さんが韓国にいらっしゃる間にちょっと時間ができたので、夜に一緒にいつもの川へ足を運んでみた。いつもというのは、「寒い中ご近所夜ガサ」とか「晩秋のご近所夜ガサガサ」とかでやっている「ご近所」のこと。
この場所は井上さんにとっても、以前「大先輩とご近所タナゴ釣り」において、한강납줄개(ハンガンナプジュルゲェ 漢江납줄개 和名ニセヨーロッパタナゴ Rhodeus pseudosericeus)を井上さんご自身の手で釣り上げる事ができなかった、雪辱の場所でもある。それで「新春プチガサガサ」とか、「ちょっとした発見」の情報を教えつつ現場到着。

한강납줄개は昼間にチャレンジされる(わしは残念な事に仕事が抜けられない関係でご一緒できない)という事で、それでもちょっとだけ網を入れてみましょうということになり、プチガサガサ敢行。この場での目標魚種は새코미꾸리(セコミックリ 和名ハナジロドジョウ Koreocobitis rotundicaudata)となった。

井上さんのサポートを受けながら、早瀬の前後をガサガサ。

20110422221548.jpg
井上さんが撮影してくださった、ガサガサ中のわし。おはずかしい(>_<)

そうしたら、目標魚種である새코미꾸리は網にかからないわけではないのだけど、やはりこの場所は特定魚種を目標にしたらいつの間にか別な特定魚種がたくさんとれてしまうというジンクスがあるようで、まぁその魚種が何かというと꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)だったりするわけで。
꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)
このように大変よい具合に育っており、なおかつ将来も期待できる大きさのものがいっぱい。
꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)
こんな小さなサイズのものも網にかかった。このサイズになると本当にこの冬を乗り越えてきたかどうかすら怪しいな。
もちろん돌고기(トルコギ 和名ムギツク Pungtungia herzi)、쉬리(シュイリ 和名ヤガタムギツク シュリ Coreoleuciscus splendidus)、퉁가리(トゥンガリ 和名コウライアカザ Liobagrus andersoni)といった早瀬組の魚も採集できた。まぁプチガサガサなので適当なところでおしまい。

後日、井上さんから한강납줄개が釣れたとの連絡をいただいた。「大先輩とご近所タナゴ釣り」のときよりも下流のほうでお釣りになったようだ。下流のほうだと납자루(ナプジャールー 和名ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolatus → Tanakia lanceolata)が多くなりますと話をしたら、やはり납자루のほうがたくさん釣れたようで。
これで井上さんが韓国でお釣りになっていないタナゴは、あと줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)と가시납지리(ガシナプチリ 和名チョウセントゲタナゴ Acanthorhodeus gracilis → Acheilognathus chankaensis)だろうか……。


肝心の새코미꾸리の写真を忘れていたので、その昔夜ガサガサにて撮影した写真をば。
새코미꾸리(セコミックリ 和名ハナジロドジョウ Koreocobitis rotundicaudata)


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コメント

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No title

こんにちは

日本在中なのに、韓国タナゴ制覇まで残り2種類ですか~
凄いですね。そして羨ましいです。

コウライオヤニラミもなかなか立派なサイズですね。日本のでしたら、ほぼMAX級サイズです。
ゴム手をしている所を見ると、まだまだ水は冷たそうですね。

Re: No title

アヤヨシ様
コメント有難うございます。

コウライオヤニラミのこの個体は17センチほど。ここからさらに大きくなりますよ。でもこれ以上大きい個体と出会える確率はめっきり低くなります。
この採集時は最高で20度まで気温が上がりましたが、朝の最低気温は0度でした。ですから水はまだまだ冷たかったです。

No title

この度も御世話に成りました。アキミツ様の詳細情報のお蔭で、(苦節2年)無事ニセヨーロッパタナゴに出会うことが出来ましたし、夜間プチガサガサでは見事にハナジロドジョウにも出会えました。いつものことですが、アキミツ様のフットワークには感激しております。韓国の河川を知り尽くしておられて、即行速攻で狙った魚種は必ずGetですね。いつも有り難うございます。

Re: No title

井上様
韓国にお越しの際は、大変お世話になりました。写真の掲載を快諾してくださいましてありがとうございました。

ハナジロドジョウの魅力に御開眼されるとはさすがです。ハナジロドジョウは川底に砂や泥があるところではなく、早瀬やその前後の石がごろごろしているその下に生息しています。興奮状態(?)になると体が深い黒緑色となり、その際口ひげやヒレはものすごい蛍光オレンジ色となりますね。
韓国の河川はワンダーランドの如しであります。採集場所の100メートル先は未知の世界です。これからも、家内に怒られない範囲でいろいろなところに行って採集調査に精進したいと思っておりますので、どうか今後もお付き合いをお願い申し上げます。
プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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