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河川工事多すぎないか?南漢江支流夜ガサガサ

今回も例によって仕事が遅くなった帰りにガサガサしてきた。
行った場所は南漢江の支流。先日こんな記事を書いたが、そこで「あいにくそこは人がいてなんか盛り上がっていた」と書いた。今回はその場所に行ってみることにしたのだった。

行ってみてがっかり。橋のすぐ下流のところにパワーショベルが工事途中の状態で放置されており、そのそばには取水ポンプが……田んぼの近くで見かける電動のやつではなくてなんだか車よりもでかいディーゼルエンジンに直径30センチくらいでもって魚たちを問答無用で吸い込んでツミレにしてしまいそうな取水パイプがついたやつが鎮座していた。川はその取水のためにものすごく深い穴が掘られていたり、ある場所では一面等間隔に木の杭が打ち込まれていたり、またある場所ではごろごろとした岩が敷き詰められて水はその岩の合間を流れざるを得ない状態になっていたりしていた。

最近また大きな川の支流のそこかしこで工事をやっているのを目にする。わしの家の前を流れている川では、돌다리(トルダリ 石橋の意味だが要するに大きな岩を並べて人がその岩と岩の間を跳び越えて反対岸までいけるようにしたもの)が作られたり堰が改修されたりしている。
今年夏の大雨による川への影響がそれだけ大きかったということなのだろうが、こう工事が多いと残念だ。あまり生態系をかく乱させる事なく川の維持管理をする事はできないものだろうか。

ともあれ、橋の下流はこんな按配だが上流側は希望が持てるかもしれないと思い、とりあえず川に入ってみる事にした。
 
でも、いざ川に入ってみると、上流側のほうもパワーショベルがいろいろやらかした跡があった。そういうところはやはりというか、まぁ피라미(ピラミ 和名オイカワ Zacco platypus)くらいしかいない訳で。

20111001230218.jpg
今年生まれた幼魚から今年初めて繁殖活動をしたと思われる若魚あたりまでが主に泳ぎまわっている。

20111001224713.jpg
あとは、줄새우(ジュルセウ 和名スジエビ Palaemon paucidens)が多く見受けられた。こいつらは今回何匹かお持ち帰りをし、長物水槽にて床砂の掃除係兼古代魚たちのエサにしている。

しかしパワーショベルがいろいろやらかしていないところといえば、川底が全体的に非常に浅くなってしまっていて、深いところでもせいぜい20センチ。ウェーダーを着なくても普通の長靴でガサガサできてしまう有様。これだけ浅いと족대(ジョクデェ 大陸式のサデ網)が水の中で広がってくれない。
줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)
そうこうしているうちに、ようやく雑魚共とは違った魚が見え始めた。タナゴだ!と思って網に入れてみたら、줄납자루(ジュルラプジャールー 和名チョウセンイチモンジタナゴ Acheilognathus yamatsutae)だった。

20111001232942.jpg
そして、わずかに流れが速くなってちょろちょろ音を立てているようなところで、意外にも쉬리(シュイリ 和名ヤガタムギツク シュリ Coreoleuciscus splendidus)や새코미꾸리(セコミックリ 和名ハナジロドジョウ Koreocobitis rotundicaudata)といった早瀬の魚がとれた。

퉁가리(トゥンガリ 和名コウライアカザ Liobagrus andersoni)
ちょっと大きめの石が底に残っているところでは、퉁가리(トゥンガリ 和名コウライアカザ Liobagrus andersoni)なんかもとれたし、

대륙종개(デェーリュクジョンゲェ 大陸條鰍 和名不明 continental stone loach = タイリクフクドジョウ? Orthrias nudus)
なんと대륙종개(デェーリュクジョンゲェ 大陸條鰍 和名不明 continental stone loach = タイリクフクドジョウ? Orthrias nudus)もとれた。前回のときにわんさかいた버들치(ボドゥルチ 和名コウライタカハヤ Rhynchocypris oxycephalus)と同じく、上流から大雨で流されてきたか、或いは本来この川は汚染がとても少なくて、この辺でも普通に대룩종개が繁殖できるとか……。

민물검정망둑(ミンムルコムジョンマンドゥク 和名ヌマチチブ Tridentiger brevispinis Katsuyama)
上流から下流へと移動する途中で민물검정망둑(ミンムルコムジョンマンドゥク 和名ヌマチチブ Tridentiger brevispinis Katsuyama)がとれた。

누치(ヌーチー 和名コウライニゴイ Hemibarbus labeo)
そして橋の下まで戻ってみると、누치(ヌーチー 和名コウライニゴイ Hemibarbus labeo)がぼーっとしていたので網に入れてみた。このくらいの大きさであれば十分おかずになるな。ちょっと小骨が多そうだけど。

각시붕어(カクシブンオ 和名ウエキゼニタナゴ カラバラタナゴ Rhodeus uyekii → Rhodeus sinensis)
でもって、本当は工事中危険立入禁止だけど、下流にはどんな魚がいたのか気になって網を入れてみたら、각시붕어(カクシブンオ 和名ウエキゼニタナゴ カラバラタナゴ Rhodeus uyekii → Rhodeus sinensis)が。この工事がなければここはタナゴの天国だったかもしれない。残念。実に残念だ。しかしこの工事のため、しばらくはここに来てガサガサする事はないだろう。
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コメント

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No title

こんばんは
工事はほんとに嫌ですね。ドジョウ類やタナゴ類なんかは、すぐいなくなってしまいますからね。
そしてニゴイとオイカワばっかりに・・・。

先日、川の上流部に採集に行きました。赤土の狭い農道だった場所が、立派な2車線のアスファルトになっていました。
ダム工事の車両が走るためのようです。途中までは田舎道なのに、突然アスファルトに変わります。
なんだか面白さすらありました。その道は川まで繋がっているようでしたが、工事のため立ち入り禁止になっていました。
下流では水が濁っていたので、上流部の魚は大変そうです。

Re: No title

アヤヨシ様
コメント有難うございます。
返信が遅れまして申し訳ございません。

> 先日、川の上流部に採集に行きました。赤土の狭い農道だった場所が、立派な2車線のアスファルトになっていました。
> ダム工事の車両が走るためのようです。途中までは田舎道なのに、突然アスファルトに変わります。
> なんだか面白さすらありました。その道は川まで繋がっているようでしたが、工事のため立ち入り禁止になっていました。

工事の様子が目に浮かびそうです。
そういえば韓国にも似たような状況が……田舎の道にしてはとてもよい道なのだけど「工事車両以外出入り禁止」になっている道路、時折見かけますが、工事の規模が大きいものは道の整備や舗装まで行うということでしょうかね。

No title

こんにちは。
韓国の4大河工事、まだまだ続いてる様ですね。
やる時は、何んでもかんでも「これでもかッ!」って徹底してなさる御国柄ですし・・・・・、
身勝手な私は、タナゴとドジョウだけが気になります。

Re: No title

井上様
コメント有難うございます。

> 韓国の4大河工事、まだまだ続いてる様ですね。

まだまだ続いております。そのうち井上様や師匠と行った梨浦の様子が完成したらご紹介するかもしれません。


> 身勝手な私は、タナゴとドジョウだけが気になります。

そのタナゴが打撃を受けております。ワンドがあっという間になくなったり、2枚貝が生息できなくなったりしています。

No title

本当韓国ってどこをみても工事ばっかりですよね・・。
自分も韓国人でありながら、大自然に平気に手をだすように指示をするエライ人たちをみると
吐き気がするほど嫌悪感が沸いてきます。本当に必要あっての工事なのかよ!?って疑問だらけになります

何ヶ月前に初めて書き込みを残したものですが、あの時、名前をなんて
入力したのか覚えてなくて・・・。 すんません。
ちゃんぽんさんのブログいつも拝見させてもらってます。

Re: No title

ラブラーメン様
コメント有難うございます。

以前もコメントをして下さったのですね。
とても日本語がお上手ですね。

河川工事の様子を見ますと、「残念な工事」がよく目に付きます。
本来砂底のところに、魚たちの隠れ家を作ると言って石を大量投入したり、早瀬を壊して早瀬のあったところに堰を作ったり、その場所ごとに繁殖し生活している生物群に配慮していない工事をすることが多いと思います。

プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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