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意外な結果の蟾津江深夜ガサガサ

先日、また처갓집(チョガッチブ 妻の実家)に行く用事ができた。추석(チュソク 秋夕 旧暦8月15日)にも行ったからだいたい2か月ぶりだ。今回の目的は장인님(ジャンインニム 妻の父)のお見舞いがメインなのだが、우리 집사람としては장모님(ジャンモニム 妻の母)が漬けたキムチを持ち帰るという目的もあった。季節的にもちょうど김장(キムジャン キムチの漬け込み)が始まったところだからな。
そんなわけで1泊2日の強行軍。行きも帰りも추석のとき以上に渋滞に巻き込まれながらも、無事目的は達成した。

それはそうとしてだな。

日韓ちゃんぽん的には、せっかく全羅道まで来たことだし、魚とりをしないで帰る訳にはいかないよなぁ。

そう思い立って、丑三つ時に車をカッ飛ばして、行ってきたぜ삼진강(ソムジンガン 蟾津江)

20111113061258.jpg
蟾津江初の夜ガサ敢行!
今回は、師匠や他の方々と一緒にガサガサしたところよりも更に下流のほうに行ってみたよ。
 
着いたところは橋の下。水はあまりきれいではない。なんかちょっとうんこ臭いかも。
浅瀬に稚魚が群れていない。ここ本当に魚がいるのかな?と思えるところだったが、魚影を発見したので網ですくってみた。

베스(ベス 和名オオクチバス Micropterus salmoides)
베스(ベス 和名オオクチバス Micropterus salmoides)……。(ーー;)
一発目がこれかよ。こいつらオイカワとかの稚魚を食いまくってるに違いないぞ。
なんとなく幸先の悪さを感じつつ、水が音をたてて流れている早瀬のほうへと行ってみる。

밀어(ミルオ 和名トウヨシノボリ Rhinogobius brunneus)
밀어(ミルオ 和名トウヨシノボリ Rhinogobius brunneus)の小さいのがいっぱい。網を入れるたびに入ってくる。他にも早瀬に住む魚はいるだろうと思いつつ何度やってもこいつしか取れない。なんてこったい。ここははずれかなぁ……という思いがふつふつと湧いてくる。

납자루(ナプジャールー 和名ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolatus → Tanakia lanceolata)
そして早瀬の下や脇の止水域にいる魚をすくってみたら、납자루(ナプジャールー 和名ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolatus → Tanakia lanceolata)がとれた。
蟾津江に出かけたということでこのブログをよくご覧になっていらっしゃる方は察しが付くと思うが、ここはヤリじゃなくてオオイチモンジ様が出てきてほしいところだ。オオイチモンジ様が出てきてくれてもおかしくないのだけどなぁ。でもこの後ことごとくヤリばかり網に入ることに。

눈동자개(ヌンドンジャゲェ 和名クロギギ Pseudobagrus koreanus)
やっと他の魚種がとれた、と思ったら눈동자개(ヌンドンジャゲェ 和名クロギギ Pseudobagrus koreanus)だった。こいつはこのくらいの大きさの時が一番かわいいのではないだろうか。

줄몰개(ジュルモルゲェ 和名シマモロコ Gnathopogon strigatus)
また変わった魚がとれた、と思ったら、これは줄몰개(ジュルモルゲェ 和名シマモロコ Gnathopogon strigatus)ではないですか。へぇーこの川にもいたんだ。

20111113034039.jpg
そして中州をぐるっと下流側から反対方向へとまわりこんだら、なーんと줄종개(ジュルジョンゲェ 和名不明 Korean striped spine loach = コウライスジシマドジョウ? Cobitis tetralineata)がわらわらと!うひょー、わしってば줄종개のアジトを発見してしまったかもよ。2匹目のドジョウ、3匹目のドジョウどころか、何回やっても줄종개が網にかかるぞここは。

それと、一緒に写っている魚。決してブルーギルのほうじゃないぞ。確かにブルーギルはこの後何度も何度も網にかかったけどな。

치리(チリ 和名カワサッパ Hemiculter eigenmanni)
クルターがキター!! 韓国には2種類のヘミクルターが生息しているのだけど、地理的条件からすると、この魚は치리(チリ 和名カワサッパ Hemiculter eigenmanni)であるとのこと。ダジャレをするつもりはないのだが。
蟾津江は中流にダム湖があるので、クルターが住んでいるとしたらやはり湖がメインだと思うのだけど、ダム湖のかなり上流でもとれるものなのだなぁ。

20111113044239.jpg
こんな2枚貝も網にかかった。わしは貝の同定には詳しくないので種の特定はできないが、なんとなく「ヤリタナゴが利用しそうな貝ではない気がするなぁ」と思った。

20111113045001.jpg
そしたらその近所でボテをゲット。色あせているので同定が難しいが、目の光彩部分に暗みがないので、임실납자루(イムシルラプジャールー 任実납자루 和名不明 Seomin bitterling = ソムジンボテ? Acheilognathus somjinensis → Tanakia somjinensis)ではないかと思う。

누치(ヌーチー 和名コウライニゴイ Hemibarbus labeo)の幼魚を捕まえては捨て捕まえては捨てしつつ、また장모님のところに持っていけばおかずにしてもらえそうな大きさの참마자(チャムマジャ 和名ズナガニゴイ Hemibarbus longirostris)と格闘しては敗れつつ、反対岸に至る。
こちらには小さいタナゴが見受けられる。より黒っぽい体色に見えるのは先ほどの임실납자루と思われる奴らだが、明るい色の体色に見えるタナゴもいて、それを網にかけてみたら、

떡납줄갱이(ットクナプジュルゲンイ 和名カラゼニタナゴ Rhodeus notatus)
떡납줄갱이(ットクナプジュルゲンイ 和名カラゼニタナゴ Rhodeus notatus)だった。もうすぐ冬だというのに、青いラインの美しいこと。

ここら辺で一番鶏が鳴き、夜が白んできたのでおしまい。
ほかにとれたものは、

붕어(ブンオ 鮒魚 和名フナ Carassius auratus)
붕어(ブンオ 鮒魚 和名フナ Carassius auratus)とか。

20111113060105.jpg
テナガエビとか。このテナガエビはわしの家の前の川にいる奴とは異なる種かもしれない。

とりあえず撮影用にいくつかの魚と、このように表現したらおいかわ丸様に怒られてしまうかもしれないし井上様からツッコミが来るかもしれないけど、「추어탕(チュオタン 韓国のドジョウ鍋)が2人前つくれちゃうほどの」줄종개をお持ち帰りした。

じっくり撮影したのはまた後ほど。
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tag : 蟾津江

コメント

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No title

アキミツ様

ヘミクルター最高です!やっぱり私は銀色好きなようです.
ヘミクルターは,遊泳力があるので湖のような広い水域が生息のメインだと私も思いますが,
河川が広ければ棲んでるでしょうね.
種は違いますが,ベトナムでもハノイの北のDai Lai Lakeという大きな湖と,中国との国境に近いLang Sonの近くにある幅の広い河川で見ましたよ.また,博物館に所蔵されている中国の遼江で90年代に採集された標本でも大量にでてきました.

Re: No title

らいあます様
コメント有難うございます。

> ヘミクルター最高です!やっぱり私は銀色好きなようです.
> ヘミクルターは,遊泳力があるので湖のような広い水域が生息のメインだと私も思いますが,
> 河川が広ければ棲んでるでしょうね.

採集場所は地形が複雑でして、実質の川幅は30メートル程度のところですが、湖までの距離が10キロと、湖との間に堰がひとつだけというのがヘミクルターが生息する条件になっているかもしれません。
文章中に間違いがありましたので訂正しました。韓国に生息するクルターの類は全部で4種、そのうちヘミクルターが2種であります。

> 種は違いますが,ベトナムでもハノイの北のDai Lai Lakeという大きな湖と,中国との国境に近いLang Sonの近くにある幅の広い河川で見ましたよ.また,博物館に所蔵されている中国の遼江で90年代に採集された標本でも大量にでてきました.

自分の家から自転車でいける距離に湖がありまして、そこにはカワヒラがうようよ泳いでいるのは分かっているのですが、ウェーダーを着て行ける深さではありません。クルターたちの大物を捕まえるのは、やはり釣りのほうが適していますね。大河川や湖沼に住む魚相手に手網で挑むのは限界があります。

No title

おおテトラリニアータがたくさん!すごい!!楽園ですね。
ぜひ横向き写真もアップしてください。模様が見たいです。
テトラリニアータ鍋は贅沢すぎて僕には食べられません。
いや、すでに鍋になっていたらやっぱり食べてしまうかも。

No title

オーッ、スジシマドジョウのどぜう鍋ですか。それを2人前も!
ご一緒したかったなぁ。美味かったろうなぁ。
どぜう鍋の写真と、お味に付いてもUPしてくださいよ。
ハナジロドジョウの時は、是非是非お供させて頂きますぞ。

Re: No title

おいかわ丸様
コメント有難うございます。

> おおテトラリニアータがたくさん!すごい!!楽園ですね。
> ぜひ横向き写真もアップしてください。模様が見たいです。
> テトラリニアータ鍋は贅沢すぎて僕には食べられません。
> いや、すでに鍋になっていたらやっぱり食べてしまうかも。

たくさんではありませんが、一応横向き写真を公開しました。
実は持ち帰った分がありますので、これからさらに写真を撮ってみようと思います。

Re: No title

井上様
コメント有難うございます。

> オーッ、スジシマドジョウのどぜう鍋ですか。それを2人前も!
> ご一緒したかったなぁ。美味かったろうなぁ。
> どぜう鍋の写真と、お味に付いてもUPしてくださいよ。
> ハナジロドジョウの時は、是非是非お供させて頂きますぞ。

日程の都合上、その日の昼にはもう帰途につきましたので、どぜう鍋をやったかどうかは分かりません。
堆積物の多い砂底をがさっとやったらまとめて網にかかるというのは楽ですね。ハナジロドジョウは石を一つ一つめくって、1回に片手で数えられるほどしかとれませんから、労力が雲泥の差です。
プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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