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蟾津江深夜ガサガサ 写真編

意外な結果の蟾津江深夜ガサガサ」の続き。

 いつぞやは網にかかった魚が絶滅危惧種だったり食える魚ではなかったりして、ほとんどお持ち帰りしなかったら、장모님(ジャンモニム 妻の母)に叱られてしまった。ちゃんととって来いと。それで今回は、とりあえずおかずにしてもらえそうな魚をお持ち帰りして、장모님にさばかれる前に撮影をした。
もっとも持ち帰り側に入れた覚えのない魚まで入ってたけど。というかよくみてみたらおかずになりそうにない魚ばかりだなこりゃ。

…とりあえず食べてよさそうな魚からご紹介。
치리(チリ 和名カワサッパ Hemiculter eigenmanni)
トップバッターはヘミクルター。치리(チリ 和名カワサッパ Hemiculter eigenmanni)のこの全身銀色の光沢はさすがですな。側線のひん曲がり具合もさすがですな。しかしながら、韓国の魚の著者が「水からあげたらすぐ死ぬ」と書いたのはどうやら本当そうで、本当にどの魚よりも真っ先に死にそう。実は裏側のうろこが相当はげてしまっていたりする。

누치(ヌーチー 和名コウライニゴイ Hemibarbus labeo)
続いてのご紹介はヘミバルブス。大きな河川の中下流ならどこにでもいる누치(ヌーチー 和名コウライニゴイ Hemibarbus labeo)。ニゴイつかまえるならもっと大きくて食べ応えのある大きさのを捕まえてこいよという声が聞こえてきそうだがはいその通りごもっともであります。大物といえる大きさの참마자(チャムマジャ 和名ズナガニゴイ Hemibarbus longirostris)やおかずになる大きさの누치と格闘して敗れ帰ってきた今回のわしには弁明の余地がない。とほほ。

미꾸라지(ミックラジ 和名カラドジョウ Misgurnus mizolepis)
一匹だけじゃしようがないのだけど미꾸라지(ミックラジ 和名カラドジョウ Misgurnus mizolepis)。実にいい大きさ。韓国の方々もこのように大きいミックラジがとれたときには「ミックLarge」と駄洒落を吐いたりするよ。

납자루(ナプジャールー 和名ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolatus → Tanakia lanceolata)
だんだん食いにくい魚になってきたが납자루(ナプジャールー 和名ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolatus → Tanakia lanceolata)。卵を集めたらうまそうだけどどうかな。

납자루(ナプジャールー 和名ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolatus → Tanakia lanceolata)
もういっちょ납자루(ナプジャールー 和名ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolatus → Tanakia lanceolata)。こっちは雄。本当にこれがたくさんとれてしまって、佃煮にならないかなとか思うのだけど。

눈동자개(ヌンドンジャゲェ 和名クロギギ Pseudobagrus koreanus)
눈동자개(ヌンドンジャゲェ 和名クロギギ Pseudobagrus koreanus)。こいつは肉に甘みがあってうまいのだ。ただし最低でもメウンタンの具に使えるくらい成長したものに限る。こんなに小さいんじゃおかずになりゃしない。

밀어(ミルオ 和名トウヨシノボリ Rhinogobius brunneus)
佃煮くらいしか食べる方法が思いつかない밀어(ミルオ 和名トウヨシノボリ Rhinogobius brunneus)。でもこれを韓国で食べているのを見た事がないな。

밀어(ミルオ 和名トウヨシノボリ Rhinogobius brunneus)
よく見れば頬やえらぶたに模様が入らないAタイプの第1背びれがあまり長く伸びないタイプ。韓国内にはよくいるタイプだと思う。

돌마자(トルマジャ 和名ムナイタカマツカ Microphysogobio yaluensis)
とった覚えのない돌마자(トルマジャ 和名ムナイタカマツカ Microphysogobio yaluensis)。

돌마자(トルマジャ 和名ムナイタカマツカ Microphysogobio yaluensis)
下から撮影すると、腹の下にはうろこがないことがわかる。ちなみに蟾津江にはこの腹の下までしっかりうろこがはえている魚種がいて、その名を모래주사(モレジュサ 和名コブクロカマツカ Microphysogobio koreensis)という。師匠をして「めったにとれない」と言わしめる魚であり、わしも一度はお目にかかりたい魚だが、絶滅危惧1種なのだ。

줄몰개(ジュルモルゲェ 和名シマモロコ Gnathopogon strigatus)
줄몰개(ジュルモルゲェ 和名シマモロコ Gnathopogon strigatus)。そういえば「南漢江中流域支流ガサガサ」でもこいつがとれて、そのそばにはシマドジョウがいたなと思い出した。もっとも南漢江のほうは점줄종개(ジョムジュルジョンゲェ 和名不明 Luther spine loach = ルーサーシマドジョウ? Cobitis lutheri)だったが、こちら蟾津江では줄종개(ジュルジョンゲェ 和名不明 Korean striped spine loach = コウライスジシマドジョウ? Cobitis tetralineata)。日本でももしかしてシマドジョウやスジシマドジョウがいるところに一緒にタモロコがいたりするのかな?

줄종개(ジュルジョンゲェ 和名不明 Korean striped spine loach = コウライスジシマドジョウ? Cobitis tetralineata)
でもってその줄종개(ジュルジョンゲェ 和名不明 Korean striped spine loach = コウライスジシマドジョウ? Cobitis tetralineataをがさがさっと網に入れて撮影してみた。

줄종개(ジュルジョンゲェ 和名不明 Korean striped spine loach = コウライスジシマドジョウ? Cobitis tetralineata)
頭部のアップ。なんかこうして頭が並んでいると、ドジョウじゃなくて特急列車が並んでいるみたい。

줄종개(ジュルジョンゲェ 和名不明 Korean striped spine loach = コウライスジシマドジョウ? Cobitis tetralineata)
数えてみたら40匹を超えてた。これ全部줄종개。発見したアジトは2匹目や3匹目のドジョウどころじゃなくて何十匹目までいけてしまった。これだけいれば추어탕(チュオタン)2人前にはなるだろう。
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tag : 蟾津江

コメント

非公開コメント

No title

なる、なる、充分に2人前にはなりますとも。
もう泥抜きも終わり、皆さん覚悟を決められた様に見受けられますが、
どの子も愛くるしい目をしてますよね。我家の水槽に3匹ほど欲しいなぁ。

No title

ぉお!すばらしい画像をありがとうございます。壮観です(スジシマ)。
それにしても骨質盤を見て、こちらの種類と比較したいです。。

横向き画像の手前の個体はまさに4本のラインで、きれいな個体ですね。
食べられるぐらいたくさんいる、というのが淡水魚の
本来あるべき姿だと思います。

そのドジョウはカラドジョウでしょうか?真横向きの写真はありますか?
真ドジョウのようにも見えます。

ところでそのヨシノボリですが、R. brunneusの実体に対応する和名は
クロヨシノボリということになっています。画像の個体は少なくとも
クロヨシノボリR.brunneusには見えないので、この学名をあてない方が良いです。
和名としてはトウヨシノボリなのかもしれませんが、日本のトウヨシノボリと同じか
どうかよくわからないので、その辺は難しいですね。。

Re: No title

お名前がありませんがこのコメントを下さったのは井上様ですね。

> なる、なる、充分に2人前にはなりますとも。
> もう泥抜きも終わり、皆さん覚悟を決められた様に見受けられますが、
> どの子も愛くるしい目をしてますよね。我家の水槽に3匹ほど欲しいなぁ。

줄종개がこんなにとれてしまいました。時間をかけて練り歩けばもっととれてしまったかも知れません。
我が家の水槽にもってきた連中は、エサを与えても見向きもしません。でも気がつくといつの間にか投入したエサが全部なくなっているのです。

Re: No title

おいかわ丸様
コメント有難うございます。

> ぉお!すばらしい画像をありがとうございます。壮観です(スジシマ)。
> それにしても骨質盤を見て、こちらの種類と比較したいです。。

今度家に連れてきた個体でじっくり写真を撮ってみようと思います。
胸びれの軟条に従って黒い筋の入るものと入らないものがいることは確認していますが、胸びれのかたちまでは確認できていません。黒い筋の入るものがオスということでしょうか。


> そのドジョウはカラドジョウでしょうか?真横向きの写真はありますか?
> 真ドジョウのようにも見えます。

自分も最初はどちらかちょっと迷ったのですが、尾びれの付け根が盛り上がっており、特に背中側が尻びれの始まりよりも前から盛り上がっていますし、ひげが長いですので、カラドジョウと同定しましたです。


> ところでそのヨシノボリですが、R. brunneusの実体に対応する和名は
> クロヨシノボリということになっています。画像の個体は少なくとも
> クロヨシノボリR.brunneusには見えないので、この学名をあてない方が良いです。
> 和名としてはトウヨシノボリなのかもしれませんが、日本のトウヨシノボリと同じか
> どうかよくわからないので、その辺は難しいですね。。

ヨシノボリについては、韓国内でもうちょっと整理された論文が出てこないかなと待っている状態です。
いっそのこと、学名を変えてもらいたいところですが。
和名をそのままトウヨシノボリにしておくのは問題があると分かっているのですが……どのように表記すればすっきりするでしょうか……。

No title

>胸びれの軟条に従って黒い筋の入るものと入らないものがいることは確認していますが、胸びれのかたちまでは確認できていません。黒い筋の入るものがオスと
>いうことでしょうか。

次の記事で見てみましたが雄のほうが黒いスジが強く入っているみたいですね。
日本産種でも同様の傾向があります。

>自分も最初はどちらかちょっと迷ったのですが、尾びれの付け根が盛り上がっており、特に背中側が尻びれの始まりよりも前から盛り上がっていますし、
>ひげが長いですので、カラドジョウと同定しましたです。

大陸にも色々いるかもしれませんし、この辺は写真だけだと難しいですね。
少なくとも日本に移入しているカラドジョウとはちょっと違うように見えます。

>ヨシノボリについては、韓国内でもうちょっと整理された論文が出てこないかなと待っている状態です。
>いっそのこと、学名を変えてもらいたいところですが。
>和名をそのままトウヨシノボリにしておくのは問題があると分かっているのですが……どのように表記すればすっきりするでしょうか……。

現状ではヨシノボリの一種とするか、トウヨシノボリの一種とするか、トウヨシノボリと記すしかないでしょうか。
学名はもうクロヨシノボリのものになってしまったので使えませんし、実はトウヨシノボリにもR. kurodaiという学名が
最近あてられていますが、九州にいる”トウヨシノボリ”でさえこの学名をあてるのは・・どうもすっきりしないのです。
おっしゃるように偉い先生方に頑張ってもらいたいところです。
プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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