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現場学習:息子と夜の蟾津江ガサガサ

先日、2日間の休みがとれた関係で、我が家は家族総出で처갓집(チョガッチブ 妻の実家)に行ってきた。

日程は日曜日と月曜日。月曜日はわしは休みだが学校は休日ではない。幼稚園に通う次男は「この日行きません」と連絡をすれば済むが、中学校に通う長男と小学校に通う長女については話は別だ。もっとも、「行きません」ってことで欠席してしまう事もできるのだけど、韓国の学校では「현장학습(ヒョンジャンハクスプ 現場学習)」というのを申請できるのだ。この日一日田舎などの現場に行って、農作業を手伝ったり体験学習をしたりして、きちんとレポートを作って提出すれば出席扱いにしてもらえる。もちろんその為には、いくら韓国という国が「갑자기(カプジャギ 突然とかいきなりとかいう意味 カプチャギ)」の国だとは言え前日になって申請する事はまかりならず、一週間以上前から申請して、先生の承認を得た上でやらねばならない。

というわけで、現場学習の名のもとでうちの長男と長女はいろいろと働かされたわけだが、日韓ちゃんぽん的にはせっかく처갓집に行ったのだからこれで何もせずに帰ってくるというのはアレでしょう。

というわけで、夜中に行ってきたぜ섬진강(ソムジンガン 蟾津江)。

ただ、出かけようとしたら長男が起き出して「一緒に行きたい」なんて言うものだから、「お父さんの分しか胴長ないけどそれでいいのか?」と訊いたら、半ズボン&サンダルでやるというので、どのくらいやる気があるか分からんけどとりあえず連れて行った。

場所はというと、こちらよりもさらに下流。蟾津江には、日帝時代に東津水利組合というところがつくった湖があるのだが、そこに近いところ、というか事実上その湖の最上流部なところだ。本来行きたかったところは工事をやっていて川に降りることのできる道がすべて塞がれていたため、仕方なくそこのもう一つ下流側に行ってみた。
夜なので風景写真がなくて申し訳ない。
 
で、そこは浅い泥底だった。
わしとしては、さらさらの砂底を期待していたのだけど、残念ながら場所によっては足が埋まる泥底。目視できる魚といえば、
블루길(ブルルーギル 和名ブルーギル Lepomis macrochirus)
コイン2枚分くらいの大きさの블루길(ブルルーギル 和名ブルーギル Lepomis macrochirus)。それと

줄종개(ジュルジョンゲェ 和名不明 Korean striped spine loach = コウライスジシマドジョウ? Cobitis tetralineata)
줄종개(ジュルジョンゲェ 和名不明 Korean striped spine loach = コウライスジシマドジョウ? Cobitis tetralineata)。うほー、ここ줄종개がすげーいっぱいいるぞ。というわけで、長男にはこのドジョウをとるように命じた。

20120610235546.jpg
おや。なんかヨシノボリみたいなのがとれたと思ったら、ヨシノボリ類特有の「目と鼻の上を結ぶVライン」が見えない。これって個体差でよく見えないのかなと思ったら、どうもそうではないようだ。これって갈문망둑(カルムンマンドゥク 褐紋망둑 和名ゴクラクハゼ Rhinogobius giurinus)では?

치리(チリ 和名カワサッパ Hemiculter eigenmanni)
前回でも来ていたけど、今回もクルターが来たぞ。치리(チリ 和名カワサッパ Hemiculter eigenmanni)が水面近くを結構泳いでいる。

ただ、わしとしてはこのロケーションは大変不本意で、場所を変えたかったのだけれども川は濁っている上に反対岸に行くにも深いところがあって行けず、上流のほうから水の音が聞こえるが今回はわし一人ではなく長男がついてきている。でもってその長男は半ズボンにサンダルといういでたちで泥底に入ったものだからドロドロネチョネチョで足をとられまくっている。ライトがあるとはいえ夜だから暗いし怖いし、長男はそこそこやっただけでもう厭になってしまったようだ。まぁ気持ちは分からんでもないが、わが息子ながらその根性のなさにはあきれるばかり。

仕方がないので撮影タイム。水が濁っているので撮影用水槽も使わず。

블루길(ブルルーギル 和名ブルーギル Lepomis macrochirus)
今回とれた블루길の中ではこれが一番最大。블루길はすべて例外なく陸の上へと投げ上げた。

납자루(ナプジャールー 和名ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolatus → Tanakia lanceolata)
납자루(ナプジャールー 和名ヤリタナゴ Acheilognathus lanceolatus → Tanakia lanceolata)。全国的にも個体数が多いようだな。でも、タナゴはタナゴでもわしが会いたかったタナゴではない。

20120611014124.jpg
テナガエビだ。詳しい学名は不明。エビは줄새우(ジュルセウ 和名スジエビ Palaemon paucidens)とこいつが半々位だったろうか。

치리(チリ 和名カワサッパ Hemiculter eigenmanni)
長男がとった치리を長男の手に置いて撮影すると、そのそばからどんどんはねて逃げていってしまう。本当に元気いいね。でもこいつら、お持ち帰りをしたら多分帰り着くまでに全部星になってしまうのだろう。

메기(メギ 和名ナマズ Silurus asotus)
메기(メギ 和名ナマズ Silurus asotus)もいた。메기の体の模様って、日本のと韓国のとでは違うという話があるのだけど、実際どうなんだろう。

というわけで、これらの写真は長男の現場学習レポートに使われたのだった。
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tag : 蟾津江

コメント

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No title

アキミツさま

ご無沙汰しております.

クルター,かっこいい~~~~~!!!
銀色好きにはたまらない魚ですね.
実にうらやましい.

ところで,「現場学習」っておもしろい制度ですね.
1年を通して,これが使える日数はやっぱり限られているんでしょうね.
日本にこういう制度があったなら,僕なら使いまくりそうです(笑)

Re: No title

らいあます様
コメント有難うございます。最近はお忙しそうですね。


> クルター,かっこいい~~~~~!!!
> 銀色好きにはたまらない魚ですね.
> 実にうらやましい.

喜んでいただけて嬉しいです。
このボディラインがいかにも「24時間365日泳いでます」って感じですね。
こいつら、本当に「網に入れたらすぐに弱ってしまう」のです。じっくり観察したいのですが、生きたままお持ち帰りする良い方法はないでしょうか。


> ところで,「現場学習」っておもしろい制度ですね.
> 1年を通して,これが使える日数はやっぱり限られているんでしょうね.

年間日数とか、連続して取れる日数とかの制限があるようです。
今回のケースでは、川での採集だけではなく、収穫の手伝いをした内容もレポートに盛り込みました。


> 日本にこういう制度があったなら,僕なら使いまくりそうです(笑)

千葉県の教育委員会に、職場を通して提案してみちゃうなんていかがでしょうか?
少数精鋭で子ども達と一緒にフィールドワークできそうですね。
プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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