雪解け増水の夜ガサガサ

こちらは2月の下旬からようやく氷が少しずつ解け始め、啓蟄を前後してようやく「夜になると再び氷が張ってしまわない日」が訪れだした。
さあ、いよいよガサガサしてもよい季節が訪れた。というわけで、例によって仕事が遅くなった帰りにちょっと様子見の夜ガサガサを行ってみた。
まぁこれが2013年度の初ガサガサというわけだけど。
行った川は미원천(ミウォンチョン 美原川)。場所は何度も行った事のある例の場所。例の場所と言うのは、古くは大先輩と一緒に「タナゴ」を堪能したり、時々行っては肉食魚用のエサをとったり、ちょっと様子を見に行ったりしたところだ。
目標はこれといって定めず、まぁいろんな魚にまた出会えたら良いな、ひとまず今回も我が家のデルヘッジ様の胃袋を満たしてくれる程度の魚がとれれば良いかな、というくらいの割と低めのレベル設定で臨んだ。

現場に到着して川の様子を見ると、予想外の事態が起きていた。まぁ予想外と言うのは明らかに自分の思慮が足りなかったせいではあるのだけど……川は増水し濁っていた。実は昨年末、川に氷が張る前にこの場所に訪れた事がある。でもそのときは気温-5度&風で寒くてとてもガサガサなんてやってられない状況だったので、現場視察だけでさっさと切り上げてきてしまった。その頃と比べたら、水位は30センチくらい上がっていたのではないだろうか。大先輩があぐらをかいた岩も水に浸かっていたくらい。雪解けでこんなに増水するものなのかと思いつつ、また「タナゴ」にも出会えないかもしれないことを覚悟しつつ、とりあえずできるところでガサガサしてみた。

퉁가리(トゥンガリ 和名コウライアカザ Liobagrus andersoni)
堰の下の石を蹴ると出てきたのは퉁가리(トゥンガリ 和名コウライアカザ Liobagrus andersoni)。うーむお前さんたちが2013年の初物というわけか。今年は肉食魚の年となるのかな。

돌고기(トルコギ 和名ムギツク Pungtungia herzi)
続いては돌고기(トルコギ 和名ムギツク Pungtungia herzi)。普段は無視するこいつも今回は初ガサガサなので写真に収める事にした。体はけっこう暗い。たいした大きさはないがデルヘッジ様のおかずにはなるかもしれぬ。

참종개(チャムジョンゲェ 和名コウライシマドジョウ チョウセントゲドジョウ? Iksookimia koreensis)
ちょっと砂地を蹴ってみたら、참종개(チャムジョンゲェ 和名コウライシマドジョウ チョウセントゲドジョウ? Iksookimia koreensis)が現れた。おお、季節的にドジョウが出てくるには厳しいはずなのに網にかかるとは!これは今年はドジョウ類はイケるぞという暗示か?

꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)
実にかわいい꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)。明らかに去年生まれた個体だな。健やかに育って欲しいものだ。

참마자(チャムマジャ 和名ズナガニゴイ Hemibarbus longirostris)
참마자(チャムマジャ 和名ズナガニゴイ Hemibarbus longirostris)。うーむ피라미(ピラミ 和名オイカワ Zacco platypus)か참갈겨니(チャムカルギョニ 和名不明 カワムツの新種 チョウセンカワムツ? Zacco koreanus → Nipponocypris koreanus)のそこそこ成長した個体が全然とれずに小心者のこいつが網にかかるとは。やはり増水で魚たちは深いところへ行ってしまったようだな。

꺽지(ッコクジ 和名コウライオヤニラミ コクチ Coreoperca herzi)
꺽지も一年坊主ばかりではなくそこそこ成長した個体もゲットできたよ。

모래무지(モレムジ 和名カマツカ Pseudogobio esocinus)
続いて堰の上もチャレンジ。모래무지(モレムジ 和名カマツカ Pseudogobio esocinus)の1年生と2年生を砂地のところでゲット。

버들치(ボドゥルチ 和名コウライタカハヤ Rhynchocypris oxycephalus)
抽水植物が生えている下で버들치(ボドゥルチ 和名コウライタカハヤ Rhynchocypris oxycephalus)をゲット。以前からこの場所にはこいつが生息しているのは確認していたが、今回は個体数多いのかなと思った。抽水植物が生えている下ではほとんどこいつ、たまに얼룩동사리(オルルクドンサリ 和名セマダラドンコ Odontobutis interrupta)の幼魚が網にかかった。

「タナゴ」がいると思われるポイントに行こうと思ったが、水かさが多すぎてたどりつけなかった。もしたどりつけていたとしても、水が深い故に網のコントロールも足を使った石めくりも十分にできそうになかったので、今回はあきらめる事にした。


最後に堰の下の大きい石をうりゃぁッとめくってみたら、そこは퉁가리と꺽지のアジトだったようだ。こいつらがいっぺんに網にかかった。

いつもとは事情が異なっていたようだ。やれやれ。
結局퉁가리が一番たくさんとれたけれど、ネバネバの毒を出し始めていたので、今回はこれでおしまい。デルヘッジ様にご満足いただけるものはゲットできなかった。
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コメント

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No title

アキミツ様、こんにちは。御無沙汰でございます。
美原川の엄소리に行って来られたんですね。
雪解け水で私の釣り座が水没ですって?! それではガサガサは無理でしょう。
あの辺りは川の北側に石積みが在って、素晴らしいPOINTなんですよね。
神タナゴ君もそろそろ色気づくころですので、私もそわそわしています。

Re: No title

井上様
コメント有難うございます。

> アキミツ様、こんにちは。御無沙汰でございます。
> 美原川の엄소리に行って来られたんですね。

そうなんです。実は今回の場所と廃校の間にオートキャンプ場ができまして、週末は廃校近辺のほうはせわしなくなってしまいました。


> 神タナゴ君もそろそろ色気づくころですので、私もそわそわしています。

その心のそわそわを「感動」にするお手伝いを今年もできたら良いなと思っておりますです。

No title

アキミツさんこんばんは

ガサお疲れ様です!
私の家の外水槽の魚達も季節を感じて活性が良くなってきてます
タナゴは婚姻色がうっすら出てきて良い感じですヾ(*゚∀゚*)ノ

アキミツさんのガサは夜が多いですけど、やはり夜だと魚も油断してるから捕まえ易いですか(・・?)
私は夜だと溺れる事を想像しちゃって中々…行きにくいです(○´・д・)ノ笑

Re: No title

ゆーた様
メッセージ有難うございます。

> アキミツさんのガサは夜が多いですけど、やはり夜だと魚も油断してるから捕まえ易いですか(・・?)
> 私は夜だと溺れる事を想像しちゃって中々…行きにくいです(○´・д・)ノ笑

昼間深いところにいる魚が夜は浅いところにいたり、昼間活発に泳ぎ回っている魚が夜は流れの非常に穏やかな場所とか手ごろな石の下にいたりと、夜は魚を捕まえるにあたって昼にはないメリットがたくさんあります。実際、タナゴは夜はぼーっとしていますので鑑賞魚用の手網があれば十分いけてしまうほどです。
ただ、夜は川底を含めた川周辺の地形が把握しづらいとか、犬が吠えて寝られないなどの苦情が来る場合があるといった問題がありますね。
自分も安全確保ができないところでは絶対に夜ガサはしないことにしています。

No title

こんばんは
韓国も春ですね~
私の家の前も、桜が満開です。
と思ったら、今日はとても寒かったです。

早く完全に春になればいいのに。

氷が解けたらで、次は雪解け増水があるんですね。
早春の採集は、いろいろと条件が厳しいですね。

それにしても、イムジン川に行けないのは残念ですね。

Re: No title

アヤヨシ様
コメント有難うございます。

今年は例年にない気象状況が続くようですね。
雪解け増水は一時的なものと思います。ちょうどその時期に自分が出かけてしまったのは、自分に思慮が足りなかったからであるわけですが、待てなくて出かけてしまいました。
臨津江は……仕方ありませんね今年は。
プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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