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目論見失敗

2012年度の目標に、「Microphysogobio全種採集」というのを掲げていた。残念ながらその目標は、여울마자(ヨウルマジャ 和名不明 Microphysogobio rapidus)で叫びすぎて運を失ってしまったのか、모래주사(モレジュサ 和名コブクロカマツカ Microphysogobio koreensis)は傷ついて死ぬ個体一匹しか出会えなかった。

そして、いまだに出会えていない魚がいる。それが됭경모치(トェンギョンモーチー 和名ヒメカマツカ Microphysogobio jeoni)と呼ばれる魚だ。図鑑等の説明によると、「河川の中・下流の砂底に生息する」とある。いつのデータかは知らないが生息分布地図によると漢江・洛東江・錦江のそれぞれ本流にて、どちらかというと下流域に生息している事になっている。わしの住むところも生息している事になっているが出会ったことがない。

そこで先日、仕事がちょっとだけ遅くなったついでに川へ行ってきた。場所は여주(ヨジュ 驪州)というところ。驪州は以前に、この辺とかこの辺とか、郡境だけどこの辺とかで行っているが、今回行った場所はまた別な南漢江の支流。昨年、この川で됭경모치をとったという人が写真を上げていたので、その川に行ってみたのだ。

20130331010828.jpg
何も見えないが南漢江に程近い橋の下。川底は砂もしくは5~10mm程度の小石。水深は全体的に浅いが橋げた周辺など非常に深くなっている場所がある。いかにも底物が住んでいそうな場所だった。



まずとれたのがこれ。夜だからライトの光にキラキラしていたけれど、よく見たら돌마자(トルマジャ 和名ムナイタカマツカ Microphysogobio yaluensis)っぽい。「これは……違うぞ……!!」って感じがしてこない。


うーんこれも돌마자っぽいなぁ。됭경모치(トェンギョンモーチー 和名ヒメカマツカ Microphysogobio jeoni)は胸鰭の付け根が赤くないらしい。それに頭部が小さく目が大きいので、「百聞は一見に如かず」らしい。この個体は未成魚だけど胸鰭の付け根が赤い。それでも돌마자とはっきり書けないのは、もしかしたら왜매치(ウェーメーチ 和名チョウセンゼゼラ Abbottina springeri → Biwia springeri)である可能性もあるからだ。

모래무지(モレムジ 和名カマツカ Pseudogobio esocinus)
모래무지(モレムジ 和名カマツカ Pseudogobio esocinus)。砂底があるのだからやはりこいつが出てこなくては話にならんな。


これも胸鰭の付け根が赤いなぁ。ちなみにMicrophysogobioは「砂に潜らない」。そこがカマツカやドジョウカマツカとの大きな違いだ。


そうこうしているうちに他の魚もとれだした。場所としては砂底というより泥底に近い感じの場所だ。


一瞬「お!?」と思ったけど、これもなんか違いそう。

피라미(ピラミ 和名オイカワ Zacco platypus)
피라미(ピラミ 和名オイカワ Zacco platypus)。ここらへんにいる피라미はみな、体側面の背びれのあたりに白っぽい横縞が3本入ってるようだ。

모래무지(モレムジ 和名カマツカ Pseudogobio esocinus)
모래무지(モレムジ 和名カマツカ Pseudogobio esocinus)をもう一度。

줄몰개(ジュルモルゲェ 和名シマモロコ Gnathopogon strigatus)
こんなのもいた。줄몰개(ジュルモルゲェ 和名シマモロコ Gnathopogon strigatus)だ。なんかうろこの一枚一枚が黒くなってしまって、「シマ」って感じじゃなくなってるけどな。
シマモロコといえば、こいつのいるところによく現れるシマドジョウもこの辺ならいそうだ(実際に近所の別な支流にて採集経験有)が、今回は採集できなかった。

누치(ヌーチー 和名コウライニゴイ Hemibarbus labeo)
누치(ヌーチー 和名コウライニゴイ Hemibarbus labeo)。こいつがここのボスか。


結局目標魚種である됭경모치は採集できなかったようだ。残念。
今年の遠征は川の下流方面を意識してみようと思う。ただ北朝鮮の情勢が不安定なので、臨津江や漢江の下流方面は行けそうにないなぁ。
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コメント

非公開コメント

No title

アキミツさま

こんばんは。
Microphysogobioのコンプリート期待してますよ!
でもやっぱり北朝鮮情勢が気になります。何事もないことを祈っています。
それにしても、Microphysogobioって底モノカマツカ、やっぱりかわいいですね。

No title

こんばんは

早くイムジン川に行けるように落ち着いてほしいですね。

底物も良いですが、今回はシマモロコに一票です。
何度も言っているような気がしますが、日本とも陸続きだった証明の一つですよね。
ぜひにタモロコと比べてみたいです。

Re: No title

らいあます様
コメント有難うございます。

Microphysogobioはなんとしてでもコンプリートしたいところです。

> それにしても、Microphysogobioって底モノカマツカ、やっぱりかわいいですね。

もうこいつら、水槽で数匹まとめて飼っていますと、いつの間にやら一斉にこっちのほうを向いて口を高速でモゴモゴさせていたりするのですよ。それがまたなんとも可愛いのですよ。
酸素不足と水質変化であっという間にコロリと逝ってしまうのが残念なのですが。

Re: No title

アヤヨシ様
コメント有難うございます。

> 底物も良いですが、今回はシマモロコに一票です。
> 何度も言っているような気がしますが、日本とも陸続きだった証明の一つですよね。
> ぜひにタモロコと比べてみたいです。

そうですね。まさにその通りだと思います。
我が家ではシマモロコの飼育は長続きしません。水質変化に敏感とは思えないのですが……やっぱり水草がたくさん必要でしょうかね。

No title

アキミツさま

アヤヨシさんとのお話の中で、シマモロコの飼育が難しいというのは、姿がよく似ているタモロコの飼育から想像するとビックリです。

どうしてなんでしょうね。私もその難しい理由が知りたいところです。

昔、一度、店で手に入れたことがありますが、すぐに標本にしてしまったので、飼育については、挑戦しませんでした。
それっきり入荷は見ていないし、今となっては少し後悔です・・・

Re: No title

らいあます様

> アヤヨシさんとのお話の中で、シマモロコの飼育が難しいというのは、姿がよく似ているタモロコの飼育から想像するとビックリです。

あ、いやいや、これはただ単に自分が悪いだけだと思います。
我が家には、たいして水槽はありませんが本気で飼育している水槽と仁義無き水槽とがありまして;;;
シマモロコは仁義無き水槽のほうでしか飼育経験がありません。
なにしろ水はばんばん回っているし底砂は荒いサンゴ砂だし水草なんかないに等しいしエサの亡者と化した魚たちとの混泳、しかも時々肉食魚が入る、という水槽ですから。
水の流れが大変緩やかで、泥底に水草が生えているような環境に住むシマモロコにとって居心地が良いわけがありません。
自然界では同じような環境に住むこちらのシマドジョウたちは何の問題もなく普通に暮らせているのですが……。
プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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