独立水系! 師匠と一緒に東方ガサガサ

前回の続き。

昼食を영천(ヨンチョン 永川)バスターミナル前の육회(ユクフェ 肉膾 ユッケ)料理の店で食べたのち、師匠の車の後についていくと、その車は貯水池の脇を通り、峠を越えて、とある河川にたどり着いた。
地図で確認すると、そこは포항(ポハン 浦項)市。製鉄所のある大きな工業都市だな。
ということは……我々は낙동강(ナクトンガン 洛東江)水系を越えて、日本海に流れる東方独立水系に入ってしまったということだ。東方独立水系というと、わしは今まで北のほう、강원도(カンウォンド 江原道)は고성군(コーソングンン 高城郡)のほうくらいしか経験がなかったが、師匠の導きもあって、今回は南のほう、형산강(ヒョンサンガン 兄山江)の支流にたどり着いたわけである。


場所はこんな感じ。永川の時と同じように、橋の下では地元の人たちがなんか宴会やってる。この季節農家の人たちって暇なのかしらん。

師匠にいざなわれるままガサガサ突入。
この場所では普通にガサガサしていたけど、あとになってこの川が「なんてこったい」な状況になっていることに気づかされるのだった。

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ウサギギギ!! 師匠と一緒に永川ガサガサ

職場にて、突然休みをもらえることになった。
突然休みになるというのも、いただくほうにとってはちょっと不便だ。あらかじめ休みが決まっていたら、それなりに計画を練ることが出来るからな。
子供たちはまだ夏休みに入っていないし、どうしようかなと思ったところ、ここはちょっと魚たちに会いに行くしかないだろう、と思い立った。おりしもご存知の通り今年の5月末から6月にかけて、韓国はMERSコロナウイルスで大騒ぎとなり、観光や人の多いところへ行ったりすることは自粛ムードとなっている中。人気(ひとけ)の少ないところに行くにはまぁいいんじゃないのかな、と思うに至った。
そこで師匠に連絡したら、とりあえず1日だけだけどOKが出た。よっしゃー、久しぶりに師匠とガサガサだぜ。

そんなわけで、片道320kmほど走って慶尚北道は영천(ヨンチョン 永川)まで行ってきたぜ。

ちなみにこの永川ってところ、航空機部品を作っているところがあるらしく、高速道路を降りてすぐのところにボーイング747のオブジェがあった。あとでニュースを調べて分かったが、今年の5月28日に、「ボーイング航空電子MROセンター」というのができたらしい。

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tag : 洛東江水系

王宿川夜ガサガサ

韓国では、去年から今年にかけて、在来淡水魚種の整理&新種登録が相次いでいる。
まるで日本のCobitisにおける在来種整理&新種登録を後追いしているような感じだけど、例えば칼납자루(カルラプジャールー 和名コウライボテ Acheilognathus koreensis → Tanakia koreensis)の洛東江水系生息集団が낙동납자루(ナクドンナプジャールー 和名なし ラクトウタナゴ? Tanakia latimarginata)ということになり、またこの日韓ちゃんぽんでも쉬리(シュイリ 和名ヤガタムギツク シュリ Coreoleuciscus splendidus)について、漢江(ハンガン)・錦江(クムガン)水系集団と洛東江(ナクトンガン)・蟾津江(ソムジンガン)水系集団とでは異なる形態的特長があることを紹介したが、それも今年の3月に洛東江・蟾津江水系集団が참쉬리(チャムシュイリ 和名なし 青緑ヤガタムギツク? Coreoleuciscus aeruginos)と整理された。
他にも、これも前に日韓ちゃんぽんで紹介したが참갈겨니(チャムカルギョニ 和名不明 カワムツの新種 チョウセンカワムツ? Zacco koreanus → Nipponocypris koreanus)も漢江・錦江水系集団(HK)、洛東江・蟾津江水系集団(NS)、洛東江・東方独立水系集団(NE)がそれぞれ新種記載されそうだし、피라미(ピラミ 和名オイカワ Zacco platypus)についても、「眼の黒いオイカワ」が洛東江水系にいて、これも新種記載されそうだ。

それはそうと、そういった仕事に直接携わる専門家の皆様とは程遠いところにいるわしは最近何をやっていたかと言うと、仕事が遅くなった帰りにガサガサしてた。
今回の行き先は、왕숙천(ワンスクチョン 王宿川)。この辺で本流を訪れているほか、支流もときどき行っている。남양주(ナムヤンジュ 南楊州)市や구리(クリ 九里)市といったベッドタウンを流れて漢江に注ぐ川だ。
ただ、今回王宿川に行こうと思い立ったのは、正直言うと魚が目的ではなかった。
韓国には、맹꽁이(メンッコンイ 和名ジムグリガエル Kaloula borealis)というカエルがいる。絶滅危惧2種に指定されているのだが、生息地が広いと言われているにも拘らず絶滅危惧種に指定されているのには理由がある。春に冬眠から覚めた맹꽁이たちは、地面から出てきたと思ったら再び地面の中にもぐりこんで、ようするに「二度寝」をし、6月頃に再び出てきて産卵活動をする。観察できる時期が限定されているカエルなのだ。
で、その生息が確認された地域を見ると、どうやら王宿川とその周辺に多いようだったので、そういえば以前行ったときにこのカエルが鳴いていたような気がしたなぁと、今回もしかしたら出会えるかなと思った次第。
結論を先に言うと、鳴き声は遠くから聞こえたけど確認するに至らずだった。


採集場所はこんなところ。

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久しぶりの美原川夜ガサガサ

最近、仕事が立て込んでいて毎日の定時退勤ができなくなりつつあり、そのため、今までできていた「仕事が遅くなった帰りにガサガサ」が体力的問題にぶち当たるようになってしまった。
「今日は疲れた。早く寝たいのでまっすぐ家へ帰る」というパターンが何回か続いて、でもってある日、我が家のデルヘッジ様がひもじそうにこちらを見ているところに目が合ってしまい、「これは夜ガサガサに行ってこなければ」と決意した次第。

でもやはり仕事が遅くなった帰りは遠出する元気がなくて、どうしようかと思いながら、なんとなくたどり着いたところは미원천(ミウォンチョン 美原川)。ここに来るのは結構久しぶりかも。この辺とかこの辺とかこの辺に過去記事がある。

でもって、今回は小学校跡のところでガサガサしてみた。ここには堰があるが、今回はその堰の上。水が少なくてほとんど干上がっているのではないかという懸念があったが、そんな懸念もなんのその、むしろ水が多くてちょっと困ったくらいだった。それと、この場所のすぐ上流にできたオートキャンプ場のせいで水質低下も懸念されたが、それもさほどでもなかった。

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ソウル漢江にトゲタナゴが!

가시납지리(ガシナプジーリー 和名チョウセントゲタナゴ コウガイタナゴ Acanthorhodeus gracilis → Acheilognathus chankaensis)というタナゴがいる。
この魚、わしとしてはなかなか出会えない魚で、結局自力では生息地にあたりつかず、達人조先生や師匠のお力を借りてようやく出会えた魚だ。
その魚が、ソウル漢江で「釣れている」という動画に、昨年11月出会った。ちなみにこちら。なんと、韓国人がタナゴ釣りをしてる。タナゴ釣り用の仕掛けではないようだが、釣れているのはタナゴだ。しかも釣れているのは가시납지리だ。

うおおお、これは行ってみるしかない!と思っていたところ、季節はあっという間に冬に突入。そしてそうこうしているうちに季節は春へ。というわけで、仕事が遅くなった帰りにちょっとソウルまで行ってきた。
ちなみに場所は서래섬(ソーレーソム ソレ島)というところ。中国では瑞来島と書いているようだけど「서래」ってどういう意味かな?
ソウル漢江には、釣り禁止区域と許可区域がある。その中でも、서래섬付近は釣りが許可されている。そのすぐ上流やすぐ下流は禁止区域に指定されているけどな。だからガサガサをやっても多分大丈夫。ということで大手を振って行って来た。

残念なことに、島は2015年6月まで工事中とのことで、橋はすべて通行止めになっており、島に上陸することは叶わなかった。だが、島に面した漢江の岸でガサガサをやってみることができた。 成果は今ひとつだったが、まぁそこそこ楽しめた。

島の下流側から上流側を撮影。この場所から下流はもう釣り禁止区域。

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プロフィール

アキミツ

Author:アキミツ
97年から韓国に住んでいます。妻は韓国人、子供たちは二重国籍です。
韓国の田舎で野良仕事からサーバー管理まで仕事をしつつ、ときどき川に行ってはガサガサして魚をとってます。

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